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シュニッツェルにザッハトルテを発祥の地で食す | オーストリア日記
11月27日 @ブダペスト→ウィーン
さてブダペストからウィーンへ。鉄道で移動である。鉄道の予約には「Omio」というアプリが便利だと聞いてOmioを使った。駅前のカフェでアメリカーノとパンプキンブレッドをテイクアウトして、車内に乗り込む。ここで、座席指定ができていなかったことに気がつく。ウィーンへの鉄道は基本的に自由席らしいが、ほとんどの人が事前に席指定をしているそう。そうではないと、乗車券のみという状態になり、最悪立ち席になる可能性も。指定されている場合は座席上の番号のところにチケットフォルダーのようなものがあり、そこにチケットが入っているらしいという情報をネットで見つけ、空欄の席に座ってみた。すると女性が「そこ、わたしの席よ。」と。チケットは入っていなかったが仕方ない。たしかに女性の手にあるチケットには席番号が買いてある。わたしたちは「席指定が出来てなかったみたいで。どこなら座って良さそうか分からないの、、」と助けを求めてみた。女性は「とりあえず、ここに座っていたら?」と4人がけのボックス席の残りの席を指してくれた。わたしたちはお礼を言い、他の乗客がやってこないかドキドキしながら出発を待った。なんとかドアが閉まるまでに他の乗客に席を返せ、と声をかけられることはなく、無事に出発した。いくつかの停車駅で新しい乗客が乗ってくるたびにドキドキしたけれど、なんとかウィーンまで辿り着いた。
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その後いろいろと調べてみた結果、値段は手数料が加算されるため、Omioで取るよりも各鉄道会社で直予約のほうが若干安い場合もあるので、Omioで列車の時間とおおよその金額を調べて、直予約がおそらく一番いいということが分かった。手間だけど。
到着後、まずは「オーストリア国立図書館」へ。意気揚々と向かったが、まさかの月曜日が休館とのこと。リサーチ不足である。Googleマップはopenになっていたのだが、時期によって違うらしい。夏場の6月〜9月は月曜日も休まずやっているようだけれど、それ以外の時期は月曜日が休館日なので注意が必要そう。
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落胆しつつ、翌朝に来ることを決意し、ひとまず腹ごしらえ。シュニッツェル発祥の地と言われている老舗レストラン「Figlmüller(フィグルミュラー)」へ。行列ができていたが、なぜかすぐにわたしたちは案内され(すごく謎)待たずにお店に入ることができた。ここのシュニッツェル(約20€)はテーブルからはみ出すほどの大きさが特徴。ちなみに、シュニッツェルとは肉を薄く叩いて伸ばしたものを揚げた言わばカツレツである。
ウェイターさんに勧められてウィーン風のポテトサラダ(約7€)も一緒に。とても美味しかったけれど、やはり揚げものなので途中でギブアップしてしまった。ウェイターさんが持ち帰る?といってペーパーを持ってきてくれた。あとで冷えたカツレツを食べる気はしなかったけれど断れず、一応包んだ。ケチな日本人と思われたのか隣のご夫婦にクスカスと笑われた。でも、とにかく美味しかったので、満足である。この炭酸ぶどうジュース(約4€)も美味しかった。
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その後、世界遺産のひとつ「シェーンブルン宮殿」へ向かう。移動は今回も公共交通機関を使った。1日券が1人当り8€。バスもトラムも地下鉄も乗れる。4回乗れば元がとれる料金なので、丸一日動き回る場合にはお得である。シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家がヴェルサイユ宮殿よりも豪華な宮殿を作ろう、と建てられた宮殿らしい。「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれる黄色がなんとも美しかった。ちょうどクリスマスマーケットもやっていたので、ホットアップルシナモンで暖をとった。美しいと有名な庭園はこの季節なのでもちろん花は咲いておらず、残念だったが、きっと春には美しい景色が広がるのだろうということがよく分かる場所だった。
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それからまた市街地へ戻り、各所で行われているクリスマスマーケットへ。この日だけで全部で5つ回った。シェーンブルン宮殿前、街中の広場、市庁舎前、アムホフ広場、シュテファン大聖堂前。市庁舎前のクリスマスマーケットが圧倒的に煌びやかで美しかった。テーマパークのような華やかさと賑やかさが会場から溢れていて、心が浮かれた。
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ドリンクを頼むとついてくるオリジナルカップを持って帰りたかったが、荷物の限度があるので断念した。
途中、ウィーンでもスーパーマーケットによりお土産を。今回はウィーンのブランドであるチョコレート「Manner」のものをたくさん買った。パッケージカラーが可愛くてついつい買い過ぎそうになった。直営店のほうが種類が豊富だが、スーパーのほうがやっぱり安い。いくつかスーパーを周ったが「BILLA」というスーパーが一番安かった。
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これでホテルへ帰ろうとしたが、ちょっと甘いものが食べたくなってきてしまった。そこで、翌朝に行く予定だった「カフェ・ザッハー」へ夜のうちに行くのはどうか、ということになった。カフェは0時まで営業していて、もしかしたら夜なら空いているのではないか?と。口コミを見る限り、日中は大行列。ということで行ってみると、全く並ばずに入店が叶った。ナイスな判断な自分たちに拍手を送り、ウキウキとした気持ちでザッハトルテのセットを注文。ザッハトルテとメランジェという伝統的なコーヒー(カプチーノに近い)、水(ガス入り、なしが選べる)がついておひとりさま29€!ひゃー、大贅沢品である。
注文するとすぐに運ばれてきた。初めての本場のザッハトルテ。生地全体にアプリコットの酸味が感じられて、チョコレートの甘さとのバランスがちょうど良かった。ホイップクリームもおそらく砂糖は入っておらず、好きな味だ。想像していたよりも食べやすく、ペロリと完食。少々お値段は張ったけれど、空間も含めて大満足の時間でした。
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今回は音楽の街であるウィーンを感じきれなかったことが残念だけれど、それはまた次回のお楽しみ。翌日の図書館見学は、これまたひと騒動ありながら楽しんだ。次の記事に書こうと思います。
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