コラボ作品集《梅雨2023》 2
『懐古の時、それもまた』
小さな駅舎の時刻表。古い友人を訪ねたはいいが……
「一時間後か」
かと言って暇を潰すような場所と言ったら、昔のよろず屋よろしく小さな店が一軒だけ。
「うれしいとメガネが落ちるんです」
懐しいブリキの看板が見えた。
「あいつ、またきっと歩けるようになるさ」
見上げた空は、子供の頃のままだった。
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☆俳句 Kusabue
☆140字小説 吉田 翠
☆画像/短歌 悠凜
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Kusabueさんが詠んだ俳句のイメージに合わせて書かれた吉田翠さんの140字小説に、私が画像とナンチャッテ短歌を付けたコラボ作品です。
今回、こちらの短歌はKusabueさんの俳句を上の句として立て、下の句だけを詠んでいます。
実は、以前に翠さんが短歌の区切り(?)の推移的な話を書かれたことがあったのですが、↓
それを少しだけ、ほんのちょっとだけよ〜的に意識して少し区切りを変えた構成で考えてみました。
つまり、最初の案では『その足跡よ』と『今につづいて』の順番が逆で少し言い回しも違いました。
田舎には田舎の時間かたつむり
今へとつづくその足跡よ
田舎には田舎の時間
かたつむりその足跡よ
今につづいて
雑に言うとこーゆう感じ。それだけ。
だから何だと言うワケではありませんw
ご覧戴きありがとうございました!
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翠さんと私のパートが逆転している《梅雨2023》1 は こちら です。
☆過去作品は こちら から
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