ニーチェ「忘却と記憶の樽」 権威として語る
他者に自分の考えを伝えて、「その根拠は何ですか?」と問われても、答えられるものではありません。その根拠となるものは遠い昔に忘れてしまっているからです。
自分の考えの根拠を説明する際に、他者の権威を持ち出す必要はありません。裏付けとなるものを提示したり、権威ある文献を持ち出す必要もありません。
他者に根拠を聞かれた場合は、「私が根拠です」と答えれば良いのです。あなた自身が根拠となり、権威となるのです。他者の権威に依存せず、自分が権威として語り、堂々と生きるのです。
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