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実は雷に接敵していた俺【エッセイ】
僕実は雷に打たれかけたことがあるんですよ。
今思うとよく無事だったなって心から思う事件が人生長く生きているといくつかあるものだ。車に惹かれかけたり。
今回は僕の人生を思い返したところ思い出した、そんな事件の一つを綴って見たいと思う。
よく何かにきづいた時に雷が落ちたようだ、みたいな表現を用いることがある。
けど実際雷に打たれたことがある人って何人位いるんでしょうね。
雷って約1億ボルトなんですって。詳細な説明はさけますがとても人間が生きていられる数字ではないでしょうね。
つまりどのくらいの衝撃かはみな数字や実験でしかわからないということでしょう。(落雷を受けて色々な要因が重なり生き残った方もいらっしゃるようです)
勿論僕もないんですが、本の少しだけそれに近い経験はしたことがあります。
あれは、本当に昔。
僕が小学生の頃の話だ。
当時小さいアパートに家族4人で住んでいたヤマザキ家。
僕と姉は同じ部屋だった。
子供の頃はよくあることですよね。
僕も昔から姉と関係が悪かったわけではないので笑
狭い部屋に布団並べて寝てたんですよ。
その頃のアパートは何故かわからないけど4部屋で一棟。それが3つすごく狭い感覚で並んでいて。ヤマザキ家は一階の隣の棟が隣接している側だった。日照権はどうした?って位普段から薄暗くて。
とは言えやはり自分の部屋があるのは嬉しいものです。相部屋であること以外は満足していました。
とある日。あれは夏休みの1日だったように記憶している。
後から母に聞くと夜半から大荒れの天気予報だったそうだが、予報が大当たりで我々子どもが寝付くころには凄まじい雨風だった。窓ガラスがうるさくて。
そうは言っても寝ていたんです。その日は友達としこたま遊んでいたので疲れていたんでしょうね。うるさくても寝れていました。少なくても僕は。
後から聞いた話では0時過ぎだったそうです。凄まじい轟音とともに世界が真っ白になって僕は目が覚めました。少し体がしびれていた。
横を見ると姉も同様に飛び起きていました。
これも後から聞いた話ですが、実は我々が寝ている子ども部屋の窓のすぐ近くに電柱があるんですよ。多分2メートルくらいしか離れていなくて、そこに雷が落ちたそうなんですね。
どうやら火もおこったらしく消防も来たり念の為警察も来て騒然としていたそうです。
幸い雨だったこともありすぐ鎮火したそうでことなきを得たんですって。
本当に何事もなくてよかったよ。
ん?なぜ全部聞いたような言い方なんだって思いました?
実は僕、そのすさまじい衝撃があったあとまたすぐ寝てしまったんですよ。母は最初気絶したのかと思ったそうですが、すぐ寝息立て始めたそうで。
流石に呆れられてしまいました笑
『あんたあんな中でよく寝れるな』て家族皆に言われちゃいましてね。
どうやら姉も全然寝れず結局その日は両親の部屋で過ごしたそう。
翌日は嘘のような快晴だった。外に出て電柱を見てみると真っ黒焦げですごかったです。
よくこんな近くに落ちて無事だったな。
今ならそう思う。
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