【エッセイ】母に料理を教わった。
過去に書いたことがあったか記憶にないのですが、実は僕一通り料理作れたりします。
レシピと具材があればそれなりに形にすることは出来ます。オムレツとか技術の必要なものはちょっと難しいですが。以前は卵焼きは作れたんですけどね。もう数十年やってないからな。
もうすぐ年末。よく母とおせち料理を作りました。正月の料理は母と僕の仕事でしたから。
今回はそんな母から料理を教わったときの思い出を少し書いて見たいと思う。
・肉じゃが
僕はとにかく実家を出たかった。理由は僕の記事やエッセイを読んでくれている貴方なら察していただけるかと思います。家族と仲がよくないからとにかく離れたかったんです。
あれは中学1年の頃。そのころすでにそんな考えでいた僕は、将来のことを考えて母に料理を教えてくれと頼みました。
母が大変そうだなと思ったのも理由だったりするんですが。
母は快諾してくれ、まずは肉じゃがを作れるようになれと教えてくれたんですね。
あくまで母いわく肉じゃがを作れるようになればカレーとか色々応用が聞くし料理の基本が身につくとのこと。
もちろん毎日肉じゃがというわけではないので、母を手伝って野菜とか切りつつ、肉じゃがの日は作らせて貰った。
あれが僕の料理のスタート。思いの外上手くいったが母からは小言をもらったのを覚えている。
・おせち
冒頭でも少し書きましたが、おせち料理は母と僕が作っていました。僕は母の補佐ですが。
僕の家のおせちは少し変わっているんです。3段のお重なんですがこういう内訳になっています。
1段目:いわゆる普通のおせちに入っているかずのことかくろまめとか。うま煮。
2段目:天ぷら各種
3段目:豚の角煮
です。他のご家庭のおせちを知らないので僕の感覚なのですが、余りない構成なんじゃないかな。
あるとき。母からそろそろいいだろうと今年は天ぷらをつくれと言われましてね。
揚げ物を始めてやったんですよ。
まあ怖くてね笑
油にいれるだけで熱がすごいんですよ。なれればどうということはないんですが。
なんとかやっつけていたんですが、バット(揚げ終わったてんぷらを置いとくプレートみたいなやつ)に並べてたんですよ。すると量がおおいので入らないから僕よく考えず積んでいたら母に怒られて。
バットって油を切るために網が引いてあるんですね。いや深く考えなかった。天ぷらが油でベチャベチャになってしまいました。もちろん食べましたけどね。失敗は沢山しましたけどあれも家族からだいぶ文句を言われたものです。
懐かしいな。