
漠然とした不安との対話
私は今,漠然とした不安を抱えています。といっても,かつてのようなブラックホール並みのものではなく,中黒点「・」くらいの小さなものですが。
気付いたのは2週間くらい前。時間ができたので,動画撮影(YouTube用)を思い立ちました。そして張り切って準備した・・・までは良かったのですが,「さて始めるか」と思った途端に億劫な気持ちになりました。
動画撮影をしたいのにやる気が出ない――。漠然とした不安が,やる気に待ったをかけました。
前の私なら悩むことに時間を費やしていましたが,今は違います。文章を作るときと同様,不安を紙に書き出しました。原因をはっきりさせられると思いましたし,実際そうすることができていたので期待していました。その一部を整理したものがこちらです。
【億劫になるのは何で?】
*「したい」と「すべき」がごちゃ混ぜになってるから?
*前回の動画投稿から3ヶ月空けたことに焦ってる?
*不安定な天候が多かったせい?
*動画以外のことを頑張り過ぎて,体か心が疲れてる?
ところが,結果はむしろ逆。何を書き出しても漠然とした違和感が残るだけでした。すっきりするのはほんの一時で,次の日には不安が甦っていました。
少し頭を使い過ぎた気がしたので,次は敢えてあまり考えない時間を作りました。気の向くままに動画(YouTube)やnoteを見たり川柳を詠んだ(=作った)りして,原因が顔を出すのを待ちました。
それでも変化はなかったです。
そこで,お世話になっている臨床心理士のカウンセラーにメールで相談することにました。すると,下のような返信がありました(※一部修正や省略をしています)。
“どんなにしたいことであっても,やる気が出ないのはよくあることだと思います。”
“原因をいろいろ考えるのは仕方のないことです。それとおぼしきものがあってもピンとこなかったり,例え分かったとしても対処法がなく困ることもあります。”
“まず大切なのは,「そんなときもある」と認めてあげること。(中略)やる気があってもなくても「できること」をしていくことです。無理せずにね。”
“次第にやる気はまた出てくると思います。ご安心を。”
特に心に響いたのは下から2番目の言葉。「不安の正体が分からなくても,まず自分の気持ちを認めてあげることが大切なんだ」と感じました。自分を受け入れることの大切さには気付いていたつもりでしたが,改めてハッとしました。自分のどんな気持ちも受け入れて,「そんなときもあるよ」と慰めることが何よりも大切なんだ,と。
私は,今の心情をnoteに綴ることにしました。カウンセラーの方に相談をする前から,「もしかして今は言葉を吐き出すときなのかも」という思いが頭の隅にあったからです。でも,不安なまま綴っているせいか,どこか締まりのない内容になるばかりでした。止めることも考えましたが,翌日には自然とnoteの下書き画面を開いていて,綴ることに没頭していました。
初めは不安を落ち着かせるためにしていましたが,次第に「綴ること」が目的に変わりました。不安がどうこうではなく,まず綴る。その思いだけでこのブログを完成させました。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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