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#2 不眠症・パニック障害・ADHD? そして鬱?

こんにちは。ゆうきです。

今日はわたしの価値観が大きく変わった原因の1つである、多くの人が患っている病気の話です。

当時は「コロナ禍のストレスによる適応障害」くらいに考えていて、すぐに改善するという認識でいました。病気に対して、めちゃくちゃ軽く考えていたのです。

そもそもです。自分がこんな病気になる人間だと微塵も考えていなかったのです。

なぜなら、わたしはシステムエンジニア時代に、残業200時間オーバーによる強制的な産業医カウンセリング受診に対して、「その時間がもったいない」と上司に愚痴をこぼす人間だったのです。要は仕事させろと愚痴をこぼしていたわけです。


しかし、不眠症が徐々にひどくなって、生活に支障がでるほどになってきました。夜0:00頃にベッドに入り、少しうとうとしたかと思うと、3:00頃に目が覚め、それから朝の9:00頃まで眠れない。そんなのが1週間に4日ほど起きるようになってきたのです。

そのおかげで午前中に人と会う約束ができなくなりました。

そこで、わたしが考えたこと。

「じゃ、午後に人に会えばいいや。」です(笑)

夜寝れなくても、午前中に寝れたら体は元気ですからね。ワーカーホリックを極めてます。


ところが、パニック障害も徐々にひどくなってきます。

この病気の不思議なところは、レジに並べない、車を運転してて右折レーンに並べない、高速道路に乗れない、エレベーターに乗れないなど、まったく意味不明な症状がでるのです。

共通するのは、個人的に逃げ場がないと感じる場所は発作が起きやすいということ。冷静に考えれば逃げ場はあるのですけどね。なぜかその時は不安を感じてしまうのです。

わたしの場合、心拍数がバク上がりして、頭の中が真っ白になります。血の気が引く(意識が遠のく)感じに襲われます。息苦しくなります。

そんな発作が落ち着くまで30分程度はかかるので、人との約束時間が守れないという支障がでてきました。仕事をするうえで時間を守れないのは致命的です。ここでも仕事のことを考える馬鹿なやつでした(笑)

さすがにこれはヤバいと思い、何度か心療内科に行き、そこで医者に「ADHDっぽいね。鬱かも。」と言われてしまったわけです。

ADHDは前々から自認はしてました。しかし、生活で困ったことはありません。「ADHDだから何?」という感じです。わたしにとって、ADHDなんて気にするものではないのです。(みんなADHDのような気質はもってるものだよ。)

しかし、鬱に関しては「え!?」っていう驚きでした。このわたしが「鬱?」…まぁ、鬱ぽい症状があったのは確かです。

ベッドから起きられない、車から降りられない、仕事のことを考えると吐き気がする、やる気がでない、倦怠感、眠気などなど。

でも、適応障害でもこの症状でるでしょ?なぜ鬱?ADHDだからか?

深く考えても症状がよくなるわけでもないので、そこは気にしない。

まぁ、そんな感じ。

とりあえず、わたしが一番困っていたのは不眠症とパニック発作だったので、診療内科の先生に認知行動療法をしたいと話をしたところ、このクリニックではできないと言われてしまいました。そして、依存したくないので、薬はもらいませんでした。離脱症状がきついらしいですからね。

とりあえず、自分で認知行動療法の本を買って、パニックと戦うということをします。それから2年。とりあえず妻にはだいぶ迷惑を掛けました。妻を大切にします。

今でも症状はたまに出ます。その時は休む。仕事をしない。漫画を読む。妻とおしゃべりする。運動する。これで乗り切ります。

なんだか、病気の話が長くなりましたが、わたしの価値観が大きく変わった話でした。

教訓は「人生は健康のうえに成り立っている」です。

病気で教訓を得るなんてどうかしてますが、本当に健康は大切です。健康でないと、好きなことはできなくなるし、仕事もできません。先が見えない不安に襲われるし、周りにも迷惑をかけます。

できれば、病気になるまえに理解できればいいのですが、自分の身に降りかからないと本当の意味で理解はできないのですよね。わたしも理解していたつもりでしたが、結局、このありさまです。


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