朝鮮中央テレビではどんな放送がされているのか - BGMはなんとなくレトロ

2023年11月28日 08:11

　こんにちは～YUUKIです。今回は、朝鮮中央テレビではどんな放送がされているのかをご紹介します。

朝鮮中央テレビとは？

　朝鮮中央テレビとは、北朝鮮国営テレビ局です。運営機関の朝鮮中央放送委員会は、朝鮮中央放送（ラジオ放送）も行っています。KCTVは（朝鮮中央テレビの略称）、ニュース、天気予報、教養番組、ドラマ、特集番組などで編成される総合放送局です。また、ケーブルテレビでも放送されており、外国向けに衛星配信されています。

　Twitchでもライブ配信でKCTVを視聴することができます。

ライブ配信視聴はこちらから

参考資料

放送内容

　YouTubeに日本語字幕付きの動画がアップされていました。今回は、その動画を元に解説します。

参考資料

報道番組

　報道の内容としては、金正恩総書記の動向、北朝鮮国内ニュース、国際ニュースの報道がされています。北朝鮮の報道の自由度ランキングは世界最下位のため、朝鮮中央通信社の報道を閲覧する際は、「政府系メディアの報道を見ている」という意識を持つことをオススメします。

金正恩総書記の動向

国際ニュース

北朝鮮国内ニュース

敬愛する金正恩同志が国家航空宇宙技術総局平壌総合管制所を訪問され、偵察衛星運用準備状態を確認されました。

朝鮮労働党総秘書であられ、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長であられる敬愛する金正恩同志が11月24日、国家航空宇宙技術総局平壌総合管制所を訪問され、偵察衛星の運用準備状態を点検され、24日に撮影した航空宇宙写真をご覧になりました。
（省略）
敬愛する金正恩同志は、 24日午前10時15分から10時27分の間に偵察衛星が朝鮮半島を通過し敵側地域の木浦、群山、ピョンテク、オサン、ソウルなど、重要標的地域と我が国の各地域を撮影した写真資料を具体的に確認されました。

北朝鮮「金正恩同志がNATAで偵察衛星運用準備状態を確認」 KCTV 2023/11/25 日本語字幕

参考資料

談話

　北朝鮮政府が発表する談話も放送されます。非常に強い表現が使われており、さらにアナウンサーも怒ったような口調になります。

我々の偵察衛星発射は、日を追う毎に憂慮すべき状態になっている。朝鮮半島周辺での敵共の様々な軍事的行動を厳密に監視しそれに徹底して備えるための自衛権に該当する措置であり、合法的であり、正当な主権行使である。

しかし、「大韓民国」の政治軍事チンピラ集団は、朝鮮民主主義人民共和国の合法的権利に対して国連「決議」違反、「不法行為」だのとほざきながら極端な対決狂気をまき散らしている。
（省略）
名分にもならない非論理的な決めつけで我々の偵察衛星発射を北南軍事分野合意書の「違反」だと叫びながら口実がなかったので、待っていたようにこの時とばかりに合意書の一部条項効力停止を発表しやがった。
（省略）
「大韓民国」の連中は、現状勢を統制不能な局面へと押しやった彼らの無責任で重大な政治軍事的挑発行為に対する対価を必ず支払わなければならない。
（省略）
主体112（2023）年11月23日

「『大韓民国』の連中は北南軍事分野合意書を破棄した責任から絶対に免れることはできず、必ず厳しい対価を払わなければならない朝鮮民主主義人民共和国国防省声明」：合意書条項一部破棄への対抗策発表、NLL付近での軍事衝突が憂慮される、ヨンピョン島事件から13年の日に　（2023年11月23日　「朝鮮中央通信」）