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コーヒーはADHDの救世主?
ASDとADHDを併発している発達障害当事者の結城凛と申します。
今回はコーヒー(カフェイン)はADHDの救世主?について書いていきたいと思います。
カフェインの働き
眠気覚ましや集中力アップが知られていますが疲労感の軽減、利尿作用によるむくみ予防、頭痛軽減、運動能力向上、脂肪燃焼促進といった効果も期待されています。
また中枢神経を覚醒させ反応時間、覚醒、集中、運動コントロールを向上させる効果もあります。これはカフェインがアデノシン受容体に結合してアデノシンの作用を妨げることで神経を興奮状態にするためです。さらに呼吸中枢を刺激する作用や細胞内cAMP濃度の上昇を引き起こす作用も知られています。
カフェインのデメリット
過剰摂取によるデメリットは不眠、頭痛、イライラ感、脱水症状、吐き気、めまい、心拍数の増加、震えといった急性的な症状や高血圧リスクの増加、胎児の発育阻害(低体重)の可能性といった長期的な影響が報告されています。
またカフェインの過剰摂取は依存症となってカフェインが切れるとイライラや疲労感、集中力の低下といった症状が現れることもあります。
ADHDとカフェイン
カフェインはADHD治療薬と違って血圧や体重に影響を及ぼすことなく注意力の向上、学習、記憶、嗅覚の識別に対する改善が期待できます。
ADHDを持つ人にとっての安全なカフェイン摂取量は個人差がありますが、一般的な目安としては1日あたり200〜300mgが推奨されます。これはおおよそコーヒー2〜3杯分に相当します。
カフェイン感受性が高い人やコンサータなどの薬物療法を受けている人では、さらに低い摂取量が望ましいです。
またカフェインの過剰摂取は多動や不安の悪化を招く可能性があるため、注意が必要です。
当事者の実感としては
コンサータを飲む前はコーヒーで自分の眠気を対処していました。1日1,2杯飲んでいました。
確かにカフェインを摂る前よりも眠気は少なくなったように思いますし、集中しやすい印象はありましたが、落ち着きもなくなりソワソワする感じがありました。
文献を見ると多動性と衝動性にはカフェインは逆効果のようです😓
コンサータを飲むようになってからは集中も出来るし、多動性や衝動性も落ち着くようになりました。
ただ薬なのでやっぱり副作用はありますし、安全な薬だとは思うのですが、カフェインと比べると身体への影響も少しはあるのかなと…。
注意なのがコンサータを飲んだ後のカフェインの摂取です。コンサータを飲んだ日にコーヒーを飲むと動悸が凄いです。あと落ち着きがなくなり、ソワソワします。
コンサータを飲んだ日はコーヒーは飲まないようにしています。紅茶にもカフェインは含まれていますが、私は紅茶1杯ならコンサータを飲んだ後もそこまでソワソワしません。
(コーヒー1杯には約95mg、紅茶1杯には約40mg、エナジードリンク1缶には約80mgのカフェインが含まれている)
こればかりは試してみないと分からないというのもありますが、少しでも参考になれば幸いです。