クローズアップ現代「虎に翼」が描く”生きづらさ”の正体を観て。
虎に翼。
今回の朝ドラは、ほぼ観ている。
私は、好きでも得意でもなかった法律の分野で、
なぜか事務員をすることになり20年勤務した。
そんな経緯もあり、
日本初の女性弁護士の一人をモデルにした物語、
そして、どんな風に法曹の世界が描かれるのか、
興味が湧いて、観てみた。
実際、観たら、100年前の話なのに、
人の価値観は、そんなに変わってないというのが現実なのだと知る。
もうすぐ最終回。
帰宅してご飯を食べて、テレビの番組欄を確認した。
そして、クローズアップ現代の今日のテーマに惹かれた。
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このサイト、それぞれが話した言葉が全部載ってる?
NHK+で、再放送を見たいと思ってるけど、視聴期限は1週間。
もうちょっと内容確認したいと思って、サイトを見たら、
すごい!ありがたい!うれしい!
これで、じっくり味わえる。
どの言葉も、頷ける。
とりわけ、この部分
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「何かのマジョリティーに入ってる以上、必ず誰かを傷つけたり誰かが持ってない特権の上にあぐらをかいてるってことが絶対ある。どんなに素晴らしい人でも誰かを傷つけたり搾取していたりする世界なので、残念ながら。これはたぶん変わらない。」
そして、
この部分も
⇓
「その搾取する側の人って、絶対分かってるのに、「嫌だったの?」「言ってよ」みたいなことを、あとから言うじゃないですか。だからやっぱり、当事者の人が苦しい思いをしないために、いろんなマジョリティー側が変えられること。結果、自分の生きてる社会が良くなって自分に戻ってくることだから、関係ないと思わないってことが、世の中を変えると信じています。」
世の中には、言語化された法律もあるが、
それ以上に多い非言語の呪いがある。
「呪い」というワードは、「虎に翼」の脚本家、吉田恵里香さんが使われている。
見えない縛りと圧が、そこら中にある。
神経を張り巡らせて、態度と言葉を選ぶ連続。
心休まる時がない。
いい子、いい人であろうとすれば。
自分を表現する。
自分が自分でいられる場所を探す、創る。
自分の半径50センチを幸せにする。
その枠の数が増えていけば、
枠と枠が繋がりあったり、
大きくなったり
新しい枠ができていけば、
世界は変化していく。
まずは、半径50センチから。