日本では「時短勤務」でも国が変われば変われば時短ではない!?と考えさせられた話
私は第一子の育休復帰から1日7時間勤務×週5日の週35時間+ときどき残業というスタイルで働いています。
日本の所定労働時間(通称フルタイム勤務と呼ばれるもの)は1日8時間×週5日の週40時間+残業 という考え方なので、私の働き方はフルタイム勤務ではなく短時間勤務となります。
私は第一子の育休復帰から週35時間で働きはじめ、私の場合はこの1日7時間の「短時間勤務」のスタイルが良いなと思っているのですが。
先日時短勤務も国が変われば変われば時短ではない!?とハッとした話があったので、今日は勤務時間の話をしたいと思います。
きっかけ:株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんの講演動画
ワークライフバランスの考え方を広める第一人者(と私は考えている)、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんの講演動画をみる機会がありました。
小室さんの考え方やお話は、学生時代から興味関心があり、ちょこちょこ発信される情報も見ていました。ただ、お話しされる内容を聞いたのはとても久しぶり。
こちらのイベントの「社員の幸せと、企業の成長戦略としてのライフ・ワーク・バランス」という基調講演でした。(申込者のみ動画視聴可能)
ハッとしたこと:フランスの所定労働時間は週35時間だ!
小室さんのお話では、各国の法律で定められている所定労働時間の話がありました。
・日本は所定労働時間は週40時間(残業は別)
・フランスは所定労働時間を週35時間(残業は別)
実際には他の国の労働時間、残業時間を表にしたものを出しながら、日本の残業時間の長さを中心に話されていました。
私が気になったのは「所定労働時間」の話。
あれ、日本では「短時間勤務」の私だけれど、これフランスの労働時間に当てはめたら「フルタイム勤務では?」と思ったのでした。
勝手に感じていた「短時間勤務」という後ろめたさ
自分で選んでいるものの、「フルタイム勤務ではなく短時間勤務である」ということに後ろめたさを感じていたのも事実。普段は感じることはないですが、何か子ども関係で行政への書類を書く際など「短時間勤務」を選択することがあると、どこかで「短時間勤務」の言葉が気になっているのですよね。でも、国が変われば法律も違う。そうか見方を変えればこれだって「フルタイム勤務」になるのか!と思ったのでした。
週35時間に後ろめたさを持たないために、なんなら私フランスで働いてるんだから!という気持ちでいてもいいのでは?と思ったくらいです。
気づき:世界に視野を広げてみると、今の当たり前は当たり前ではない
目の前の当たり前が当たり前ではない世界もある。そんな視点の変え方にも気付かされた件でした。
参考情報
きっかけになった小室さんの講演動画はイベント申込者しか見れないものなので、小室さんのお話で、他に過去にフランスの労働時間に触れられていた記事を上げると下記などがあります。
他にも「フランス 35時間 労働」などで調べると情報が出てきます。もちろん課題もあるようですが、自分の当たり前を疑う、見方を変えるきっかけにはなるかと思いました。