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AIを使ったら注意書きは必要なの?

きっかけ

先日、naoさんのnoteで興味深いつぶやきを見かけました。

noteでは記事作成時のAI活用がアリ寄りな印象。僕も以下の理由で活用したいと思います。
・文体含め、より読みやすい文章にしたいから
・スペルミスなどを修正する手段の一つと考えるから
みんなはどうなんだろ。注意書き入れたりしてるんだろうか。
例:この記事はAIと共に書きました

naoさんのnoteつぶやきより

このつぶやきを見て、私自身のAIとの関わり方について考えを共有したいと思いました。

私のAI活用について

実は私の記事の多くでAIを活用しています。その活用方法は様々で、以下のようなパターンがあります:

イラストのみAIを使用
文章は完全にオリジナルで、挿入するイラストだけを画像生成AIで作成している記事です。例えば、季節の風景やエッセイに添える装飾的なイラストなどに活用しています。

AIとの共同制作
AIと対話しながら文章を作り上げていく記事です。これは特に、技術的な内容や解説記事を書くときに重宝しています。AIが提案する構成や表現を参考にしながら、私の経験や感覚を織り交ぜて、より読みやすく、より正確な記事に仕上げています。

AI主導の記事
基本的な構成やアイデアはAIに任せ、最終的な調整を私が行う記事です。例えば、情報をまとめる際の下書きとしてAIを活用し、そこに私の視点や経験を加えて記事を完成させています。

AIとの創作プロセス

実際の創作プロセスをもう少し具体的にお話ししましょう。

例えば、技術記事を書く際は、まずAIに基本的な構成案を出してもらいます。その後、私の実務経験や具体的な事例を追加し、より実践的な内容に育てていきます。時には、AIの提案した表現が硬すぎる場合もあるので、より自然な日本語に書き換えたりもします。

また、文章の推敲段階でもAIは強力な助手となってくれます。誤字脱字のチェックはもちろん、文章の流れが不自然な箇所を指摘してくれたり、より分かりやすい表現を提案してくれたりします。

AIは創作のツール

私にとって、AIは「特別なもの」ではありません。AIは単なる創作のためのツールであり、鉛筆やワープロと同じような存在です。作文を書くとき、私たちは「この作文は鉛筆で書きました」とわざわざ断りを入れないですよね。それと同じことです。

例えば、写真家が最新のカメラを使おうが、古いフィルムカメラを使おうが、最終的に重要なのは出来上がった写真の質です。同じように、文章創作においても、AIを使おうが使うまいが、読者に届ける内容の質こそが重要なのです。

AIの使用と注意書きについて

もちろん、コンテストなどで「AIの使用は禁止」という規定があれば、それは守るべきルールです。また、動画や画像の投稿サイトなど、AIの使用について注意書きが必須となっているプラットフォームも増えてきています。そういったサイトではルールに従って注意書きを入れればよいのです。

つまり、AIの使用とその注意書きについては、それぞれのプラットフォームやコミュニティのルールに従うことが大切です。そして、特に制限がない場合は、AIを使うか使わないか、そしてそれを注意書きとして入れるかどうかは、創作者の選択に委ねられるべきでしょう。

ただし、ここで一つ考えるべき重要な点があります。それは、有料記事におけるAI使用の注意書きについてです。

例えば、近い将来、日本でも無人タクシーが走るようになるでしょう。その際、無人タクシーを選ぶか有人タクシーを選ぶかは消費者に委ねられます。これは、乗車前にリスクを含めた情報を消費者が知っておく必要があるからです。

同様に考えると、有料記事においてはAIの使用有無を注意書きとして入れることも、購入の判断材料として必要な情報なのかもしれません。読者は対価を支払って記事を読むわけですから、その制作過程における重要な情報を知る権利があるとも考えられます。

一方、無料記事の場合は少し事情が異なります。読者は記事全体を読んだ上で、その内容の価値を判断することができます。AIを使ったから、あるいは人間が書いたからといって、内容の正確性が保証されるわけではありません。

例えば、AIが書いた記事には「ハルシネーション(幻想・誤認)」が含まれる可能性があると言われています。しかし、人間が書いた記事にも誤りは当然含まれ得ます。重要なのは、記事の内容そのものであり、それを読者が判断できる環境が整っているかどうかです。無料記事の場合、読者は全文を確認した上で判断できるため、作成過程よりも内容自体に重きを置くべきでしょう。

これからのAIとの付き合い方

AI技術は日々進化し、私たちの創作活動をさらにサポートしてくれるようになるでしょう。大切なのは、AIを特別視せず、かといって軽視もせず、一つの有用なツールとして適切に活用していくことです。

そして、それぞれのプラットフォームやコミュニティのルール、そして有料コンテンツにおける読者の権利を尊重しながら、より良い創作活動を続けていきたいと思います。

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