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「どうしてわたしはあの子じゃないの」/寺地はるな を読んで
土曜日の夜。夜更かしして寺地さんの新刊を読むぞって決めて、お供のおやつも用意してました🍫
○時になったら読むと決めたら、夕食後の後片付けも、洗濯物の畳み仕分けもテキパキ動けた🤣 メリハリって大事かもしれない😏
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あらすじ
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中学の同級生だった男女3人。憧れ、嫉妬、後悔…伝えられなかった言葉は、卒業前に書いた手紙に込められた。30歳の今、あの日の手紙を読むことになって―。今最注目の著者が
「暴虎の虎」:柚月裕子を読んで
3部作完結編。
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昭和から平成。広島を舞台に警察とヤクザがしのぎを削る。
そこへ新たに愚連隊「呉虎会」率いる沖という男が勢いをつけてきて、あちこちでヤクザと衝突を繰り返し…
抗えない負の衝動と暴力。男同志のぶつかり合いの迫力が凄まじかった。
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「狐狼の血」で任侠の世界とガミさんことマル暴大上さんの虜になり、なのに2作目「狂犬の眼」はそこまで入り込めず読み終えないまま返却😥
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この完結編でガ
「2020年の恋人たち」島本理生:を読んで
時は東京オリンピック開催に向け都市開発が進む2018年。
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ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。
後を引き継ぐことにした前原葵。
めまぐるしく変化する日常と関係性のなかで、葵の心は揺れ動いていく―。
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島本理生さんの書く 主人公の葵はかつて私がなりたいと思っていた女性そのままでした。
誰の力も頼らず、地に足を着けて立っている。
甘えることを良しとしない、責任感の強い人だと。
けど、途中か
ただ必死に護りたかった:「護られなかった者たちへ」中山七里
震災復興後の仙台で起こった連続餓死連続殺人。被害者は周囲の誰もが「善良な人」だったと口をそろえて称えられる人物ばかり。一体誰が犯行に及んだのか?何故餓死させられたのか?県警捜査一課の苫篠がたどり着いた真実は何だったのか。
捜査を続けていくうちに浮かび上がってきた生活保護や年金受給といった日本の社会保障制度の実情。ライフラインを止められるほど生活に困窮する人でさえ、生活保護を受けられるとは限らない
心に残る本:2020年をふりかえって
もう残すところ今年もあと数日。読んだ本をこうしてSNSで記録したり、他の方の読書記録を目にする事で刺激を受けることも増えました。
今回は今年読んで良かったなと思う本をまとめました。
1・「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう
あと1ヵ月後に隕石が衝突し、地球が滅びる。たった一つの出来事がそれまで築いてきたあらゆるものを壊してしまう。正常でいることの難しさ。暴力や犯罪が多発する中で大事な家族を守ろ
救われない未来だと思った:「望み」雫井脩介
人はある日、被害者にも加害者にもなることがある。でもそれがもし、我が子だったら・・・息子(娘)が殺されているかもしれない。殺したかもしれない。どっちを選んでも辛い未来しか見えなくなったとき、親としてどうすればいいのだろう?ずっと考えているけれど、未だに答えは見出せない。
この本を読むまでは、自分の家庭に限ってそんなことに巻き込まれることはないだろうと思っていた。けれど、この小説に出てくる石川家だ
図書室で暮らしたい:辻村深月エッセイを読んで。
「本に囲まれて暮らしたい」
読書が趣味の方はこんなことを夢見たこと1度はあるんじゃないかな。
そんな私も子供の頃から夢見ていた。本が好きだったけど、当時は読みたい本は学校の図書室で借りるのが当たり前。好きな本は繰り返し借りて読んでいたので、「自分の本」は百科事典とか「りぼん」などの漫画くらい。お小遣いを貰える年になってからは、コツコツシリーズ物揃えたりしてた。
だから昼休みや放課後の時間に図