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№477 漠然としたプレーからは何も生まれない

先月、某有名サッカー選手(元日本代表)のイベントに参加しました。最後に簡単なトークショーがあったのですが、そこからの学びを記載しておきます。

そのイベントで参加者から質問がありました。

「成長するためにどういったことを意識して練習されてましたか?」

その答えは、「漠然としたプレーを減らして、狙った(意図した)プレーを増やしていくことを意識していました。」とのことです。

■ 漠然としたプレー

漠然とは・・・ぼんやりとしてはっきりしないさま、つかまえどころのないさま、曖昧に、不明確に、あやふやに、朧げ(おぼろげ)

「漠然としたプレー」とは、何も考えずにプレーをして、良かったのか悪かったのかさえも不明なプレーを指し、チーム連携は皆無な状態です。結果、うまく相手守備を切り崩したり、得点に繋がったとしても再現性が低くて、試合本番ではうまく発揮できないことが多いと。それを繰り返していては、最低限のプレーはできたとしても、それ以上の成長や成果は見込めないとおっしゃってました。


◆     狙った(意図した)プレー

一方で、「狙った(意図した)プレー」というのは、攻撃や守備の狙いがはっきりしており、それを一緒にプレーする人達と共有して実践することです。一番のポイントは成功しても失敗しても改善できるということ、そしてその積み上げは大きな成長をもたらす可能性がありますし、チームに一体感を生み出すことができます。狙ったプレーを実践するには、考えること、そしてそれを仲間に伝えることから始まります。

これは仕事でも一緒ですよね。

漠然とただ業務をこなしていては、やりがいや達成感を感じることはできません。狙いや意図があってはじめて検証が可能です。そしてそこから改善を繰り返していくことで、チームの一体感が生まれ、目標達成が可能になると思います。

皆さん、仕事において「狙ったプレー」ができていますか?

漠然と仕事をしているように感じるのであれば、狙いを見つけましょう。


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