小説「死刑にいたる病」の読書感想文
やあやあ
あ読んだ本に対して感想を持つこととか評価することはいいんやけど
小説とか文字に対して文字で批評するのってめっこハードル高いよな
だから感想文なんて仰々しいことするのは恥ずかしいけど
noteではそれしかないからしょうがないね
ネタバレはあるんじゃないでしょうか?
さてはて
裁判中の容疑者から手紙が来て、面会に行ってる間に次々と解き明かされる真実的なお話は今までも読んだことあるけど
とっても好きな設定です。
「二流小説家」とか「凶悪 ある死刑囚の告発」とか
とはいうものの
結局のところ人間は、犯罪者心理にめちゃくちゃに興味があり
いわゆるシリアルキラーに関しては何故そうなったのか、どうしてそういう思考なのか、どういう行動原理なのかが大好物であり
いずれかはその怪物に引き込まれる運命にあるわけですね
深淵をのぞき込むとき~のなんやらです
全体的に言えば暗く寂しい雰囲気がずっと流れていて
出てくるみんな暗い幼少期や家庭環境で、そのあたりに嫌悪を覚えるけど
同時にそれはそれで救いとは一体何なんでしょうかとしか思えないわけで
結末としてはやや不完全燃焼やったかと、
主人公は結局のこと怪物を超える怪物にはなり切れんかったし、
このさき灯里ちゃんがどう巻き込まれていくかもとても心配になってしまう親心で終幕
個人的に小説の良さは登場する女性の良さがかなりのポイントになってて
そういう意味ではそこまで描写されてないことがもったいない気がしまんした
設定としてはかなり魅力的だったので、もっと感情移入させてくれたらと贅沢な感想でおわります。
一気読みしやすいので良かった。
ちなみに映画化されてて監督つながりで原作小説に手を出していますね
わかりやすい
映画は未だ見てない
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