病気持ちが正社員を続けられなかった話
ある日、病気になってしまい、布団で絶望していた僕。
そして突然、新卒として社会人になった僕。
そして耐えきれず休職し、身体を休めた僕。
そして復職し、試練を与えられた僕。
結果、1年で正社員を諦め、業務委託という新しい道に進みました。
僕の状態
僕は双極性障害の精神2級障害持ちです。
今は病歴4年目で、波は比較的落ち着いている方だと思います。ただ不眠症がひどく、睡眠をうまくコントロールできません。2週間に1度病院に行っていますが、毎回薬が変わることもあります。
それでもギリギリ働けていました。それはリモートという、うつに優しいものと、フレックスという不眠症に優しいものに支えられていたからです。
休職
ある日、うつの波と過労が重なり、休職してしまいます。
今思えばここでやり過ごせばよかった。僕の稼働率を下げても、十分回っていたように思います。ただ本当にその時は唯一手元にある、かなり重たいタスクが僕の脳を支配し、頭が回らなくなり、身体がアラートを出して気がつけば休職の決断をしていました。
もしかしたらこの決断を下した時は躁だったのかもしれません。
休職中
死ぬほど遊んで死ぬほど怠惰して死ぬほど自分を甘やかしました。多分この時は躁だったな。たくさん買い物したもん。
というわけで、躁に入れば体調は万全!と勘違いして、急いで主治医から診断書をもらい、復職しました。
復職
復職し、正社員として長期雇用するために、会社から条件を提示されました。
……
あれ?なんかやばいな???
まぁ頑張ればどうにかなるだろと思って頑張りました。
頑張れませんでした。これは僕が怠惰なのか、病気のせいなのか分からないけど、何度も遅刻をしました。そのストレスで起き上がれなくなる日もありました。寝たら起きれない、そんな恐怖が睡眠薬を増量させました。
正社員ではダメと言われた決め手
睡眠薬が増加すると次は朝、まともに起きれなくなります。何度も説明をし、何とか9時出社という条件だけは外してもらえるようになりました。
ただ、ストレスと身体に無理をかけていたことによる疲労は僕をすでに殺していました。
ストレスによる逆流性食道炎と合併で起きた止まらない咳。睡眠薬の増加による記憶の混濁と意識朦朧。まぁこれは朝の十数分の間だけですが。
どちらも耐えればどうにかなる。どうにかなる。どうにかなる……。と思っていたある日、意識朦朧がいつもより長く、記憶も夢と現が混濁して何もわからなくなってしまいました。
流石に報告しないわけにはいかない……
これが決め手でした。
これが決め手で、僕は正社員雇用は無理と間接的に言われました。
後悔
自分の言動全てに後悔しています。秘匿すべきだったところ、言うべきだったところ、信頼のバランスを取るべきだったところ、もっと歩み寄って話し合うべきだったところ。
会社に対しては全て自分で背負い込んで、自分でどうにかしようとしていた気がします。
でもまぁ、ロール的に仕方なかったところもありますが……
業務委託として
これからは業務委託として、実家からリモートで仕事をすることになります。自分の体調の責任は自分で持てということですね。
ありがたいことに先輩方からは、頑張りを認めてくださっていたので、一旦は僕は僕を信じて、今のスキルを磨こうと思います。
やりたいことも沢山あるけど、お金稼がないとね。
最後に
業務委託として契約する道を残してくださってありがとうございます。正社員という体験をさせていただきありがとうございました。