病気のこと。
私は、精神疾患を持ってる。
毎日、欠かさずに薬を飲んでいる。
そのことについて、今日は書きたいと思う。
昔、職場の上司から言われたことがある。
「病気に打ち勝って!」と。
私は笑って「はい。」と返したが、違和感だらけの言葉だった。
おそらく、言った方に悪気はない。
よく使われる言葉なのかもしれない。
この言葉を言った上司を恨んでいる訳ではない。さらに、言われて怒った訳でもない。
ただ、その言葉を素直に受け取れなかった。
病気は治すものというイメージが強いかもしれない。
私も、病気は治すものだと思っていた。
そして、私の統合失調症という病気も治療すれば治ると思っていた。
しかし、私の統合失調症は完全には治らないということを理解したし、治そうとも思わなくなった。
病気と一生、上手に付き合っていくしかないのだと今では思っている。
私の場合、病気と上手に付き合っていくために欠かせないのが薬。
目が悪い人にはコンタクトが必要なように、足が不自由な人には車椅子が必要なように、私が私らしくあり続けるためには薬が必要だ。
病気に対して色々な考え方があって良いのだと思う。
薬に対してもそうだと思う。
自分の考え方が正解ではないかもしれない。
そう思えると、相手のことを理解できる隙間ができるかもしれないと思う。
病気の人に、
はやく治してね!
きっと治るよ!
〇〇さんなら大丈夫!
薬飲んでるの?大丈夫?
…もしかしたら、言われた相手は違和感を感じるかも?
というわけで、私が病気のことを話した時に友人から言われて嬉しすぎて覚えてる言葉。
「(病気も含めて)〇〇さんは、〇〇さん。(あなたは、あなた。)」
「なにかあったら、いつでも聞くよ。」