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パニック障害になって気付いた世界

パニック障害ってよく聞くけどどんな病気?って思う人が多いかもしれません。

僕も大学で学んでいて言葉としては認識していたけど、実際に体験してより深く知ることができた。

今回は僕がパニック障害になって気付いたことと対処法をお話しをしていきます。

パニック障害について

パニック障害の定義は以下の通りです。

突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキする、めまいがしてふらふらする、呼吸が苦しくなるといった状態となり、場合によっては死んでしまうのではないかという恐怖を覚えることもあります。
このような発作的な不安や体の異常な反応は「パニック発作」と呼ばれており、パニック発作が繰り返される病気をパニック障害と呼んでいます。

出典:厚生労働省

パニック障害は人混みが多い場所やすぐに逃げられない場所で起きやすいです。

  • 満員電車

  • 人混み

  • エレベーター

  • 飛行機

  • 映画館

  • 病院

  • 美容院

など。

僕の場合は電車やバスなどでパニック発作が起こります。

パニック障害になった理由

僕がパニック障害になった原因は通勤による満員電車のストレスから動悸や息切れなどが発作。

最初にパニック発作が起きた時は、駅員さんに助けられて座れる場所で休ませてもらい、次第に動悸や息切れは落ち着きます。

その日は会社を休み、次の日は土曜日だったため連休で休めました。
休んでいる間も実際に休めてるかというよりは「次もパニック発作が起きたらどうしよう」と不安を強く感じられるようになりました。

これはパニック障害になった後に感じる予期不安です。

その後もパニック発作が出て会社へいけない日が増えてしまい、病院に受診をしてパニック障害だと分かります。


今になって、冷静に分析をしてみると2つのことが分かりました。

  • 電車という乗り物が苦手

  • まともに電車通勤をしてこなかったこと

電車というの乗り物が苦手

僕自身、HSP気質というのもあり、他人とのパーソナルスペースを気にします。
満員電車だとほぼ強制的に自分の保ちたいパーソナルスペースが無くなります。
その空間がとても苦手だと考えました。

まともに電車通勤をしてこなかったこと

学生時代から社会人まで、徒歩・自転車・車でしか通勤をしたことがありませんでした。

僕自身、電車は身近でありながら身近ではない存在。東京へ遊びに行く時に利用をするくらいで今まで無意識に潜在的に電車通勤を避けてきたのだと思います。

パニック障害になって気付いたこと

パニック障害になって気付いたことは2つ。

  • 生活の制限

  • 不安を感じやすくなった

生活の制限

移動手段で電車が無くなったことで、車や徒歩圏内で行くことがふえました。

パニック障害になってから東京へ行く機会が激減。

一度だけ友達に寄り添ってもらって東京へ遊びにいったくらい。

いざ電車を使わなくなると移動範囲が狭いと感じました。

不安を感じやすくなった

元々不安を感じやすかったのもあり、さらに不安を感じやすくなりました。

パニック障害になってから、自分が普通ではないという劣等感を抱きやすくなったからです。

僕自身、不安を感じることは悪いことではないと思います。

不安はある意味、ストレスでもあるからそのストレスが自分の中で対処できるストレスなら対処法を探ればいいし、対処できなければ逃げればいい。

そんな考えを持ってから、不安に対する考え方を変えることができました。

パニック障害になって行った対処法

以前は通院をしていたけど、主治医と話し合い今は自分で対処できるため、通院や薬物療法を行っていません。

僕の場合は仕事を辞めてストレスの原因から遠ざかったため、日常への復帰は早かったです。

僕がパニック障害になってから行ったことは主に3つ。

  • 自己分析

  • 自分を自分らしく好きでいられる努力

  • ストレスの原因を徹底分析

自己分析

パニック障害になってから、自分と見つめ直す時間が増えて、その間自己分析を徹底的に行いました。

今までも転職活動などで行ってきた自己分析とはまた別で本当に自分を知るための自己分析です。

自分で自分を深掘りをすることです。

例えば

  • 電車は無理だけど、特急や新幹線は乗れる

  • 今後の仕事選びの時は融通が効く仕事がいい

  • 休みが2日があったら、1日は友達と遊ぶ時間、もう1日は休む時間

など。
周りには絶対に言わないけど、自分のキャパはどこまでだろうと知るよいきっかけになりました。

自分を知ることで本当は何が好きで何が嫌いかをはっきりと分かり、その中でやりたいこと・やりたくないこと・やらなければいけないことがはっきりと見えるようになりました。

自分を自分らしく好きでいられる努力

自分を優しくできるのは自分だけです。

実際にパニック障害になったときに周りの環境は優しかったけど、当事者にしか分からない苦しみがありました。

僕は完璧主義の一面もあるため、パニック障害になった自分を必要以上に責めたりしました。

実際に責めても虚しいだけ。

頑張っている自分を褒めて、
「自分が自分らしく好きでいられるように褒めるという大事なこと」に気がつきました。

ストレスの原因を徹底分析

ストレスの原因になることを徹底分析しました。

自己分析と似てるかもですが、
自分が嫌なことや辛い原因を我慢するのが1番のストレスの原因です。

なににストレスと感じるより、
なぜ今ストレスに感じているのだろう?」と
why」と考え続けるようにしました。

例えば
電車が苦手→パーソナルスペースが狭い→知らない人と肌を合わせたくない→不快に感じる
その結果はゆとりを持って電車を乗るとかならできるかも

などと原因の1つが導きられます。

その結果、ストレスをどう対処するのか、このストレスは僕に太刀打ちできるかを判断して予測や準備をできるようになり、不安を軽減することができました。

パニック障害になっても

僕自身もパニック障害になんてなりたくはなかった。

でも、パニック障害になって自分を見つめ直すことができて、
本当に自分を大切にすることができると気付けました。

僕にとってのパニック障害になって見えた世界はプラスに働いているので、同じように悩まれている方の少しでも助けになれたらと思います。

ゆう

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