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[将来の見つけ方 #2] ~国立・私立大学選びと専攻分野の変更~
この話は、3つに分かれています。
①[将来の見つけ方 #1] ~高専生活と考えていた事~
②[将来の見つけ方 #2] ~国立・私立大学選びと専攻分野の変更~
③[将来の見つけ方 #3] ~夢とやりたいことの見つけ方~
この記事は、2つ目の [将来の見つけ方 02] ~国立・私立大学選びと専攻分野の変更~ です。
前の記事はコチラから⇩
大学受験・大学生活
□ 大学進学
大学進学(編入)する事だけは、早い段階で決めていました。
何か大学で学びたい事があるからじゃなくて、自分にはまだ「将来の自分」が見えていなかったし、そんな状態で、なんとなく就職するのが嫌でした。
学生時代に「挑戦したい事」(#1の記事の話の中で、授業中に書き出したやつ) があったし、
夢が見つかった時、将来応用が利くように最低限学士は持っておきたいと考えていました。
でも例年、高専からの進学先のほとんどは国立大学の工学部。
工学に興味が無かったし、増してや電気系の分野が嫌いだったから、工学部の電気系に進んでも、
また同じような日常が、なんとなくで続くんだろうなと感じました。
「このまま何も変わらないのだけは嫌だ」と思い、5年生の4月に「違う環境に行こう」と決めます。
□ 通信制大学の進学も考えた。
学士が取れて、場所に依存せずに、いろんな挑戦がしやすい環境って、「通信制大学なんじゃないかな」と考える時期が結構ありました。
ネットで調べると、学費面であったり、家庭環境によって、通信制大学を選んでいる人が多くいました。
でも、自分はありがたい事に、金銭的にも支援してもらえる環境だったし、
今いる状況的に、高専の強みも活かして、国立・私立関係なく通学制の大学に編入できる可能性は十分にあると思いました。
それに、通信制大学よりも、通学制大学の方がいろんな人と関わって、いろんな経験ができるんじゃないかな、と考えるようになりました。
別に挑戦したかった事は、通信制大学じゃないとできない事ではなかったし、普通の人が、当たり前に進学できない大学で学べる事には価値があると思いました。
もし、それを得るチャンスがあるなら、手に入れてみようと思いました。
□ 志望大学
最初、地元の国立大学の電気系を薦められていました。
でも、それだと環境が変わらないと思ったし、「挑戦したい事」がやり易いように、「一人暮らしをしたい。」と考えました。
工学が嫌いで、工学部以外の学部を受験する事も考えた時期がたくさんありました。
だけど、将来が見えていない今「将来的に、いろんな場所で活かせる可能性が高いスキル」と考えた時、工学部以上の場所はありませんでした。
その中で「行ってもいいのかな。」と思えたのが、上智大学の機能創造理工学科でした。
電気だけではなく、広い範囲を学べるカリキュラムにも、魅力は感じましたが、何よりも、上智大学の教育理念や歴史、キャンパスの雰囲気が好きだったので、この環境の中なら、頑張れるかもしれないと思いました。
□ 併願大学選び
地元から遠すぎる大学は嫌だったので、地元と簡単に行き来しやすいように、近隣県、関東圏の中から受験大学を選びました。
国立大学は、上智大学と比べて受験時期が早かったので、国立大学の中から併願校を選びました。
「近隣県か関東圏にあって、上智の合格発表まで、入学手続き等が間に合う国立大学」という条件で絞っていったら、最終的に残ったのが、新潟大学と長岡技術科学大学でした。
電気系からの編入だったので、大学も似た分野の方が受かりやすいと思い、とりあえず新潟大学は、電子情報通信プログラムを受験しました。
でも、長岡技術科学大学に関しては、電気系ではなく、情報・経営システム工学分野を受験しました。
理由は、今まで調べてきた沢山の大学の工学部の中で、唯一少しだけ面白そうと思えた分野だったからです。
今まで触れてこなかったものばかりで、特別な魅力を感じました。
新潟大学は何故か受かるつもりだったので、長岡技科大では電気ではない、別の分野への挑戦もしてみようと思いました。
□ 合否結果
結果として、新潟大学は不合格。長岡技術科学大学が合格でした。
新潟大学は、学力試験の倍率が7倍だったので、仕方ないと思えました。
長岡技科大の倍率は忘れてしまいましたが、高かったのは覚えているので (3倍は超えていた)、合格もらえて嬉しかったです。
ちなみに、高専で培った自己流の短期試験対策方法を駆使して、5日で合格してます。(奇跡)
「本当に俺こんなんでいけるんか?」って思っていました。
( みんなはちゃんと数か月前から対策してます。受験生の方は、僕みたいに変な事しないで、後悔しないように、しっかりコツコツ頑張ってください。 )
残念ながら、第一志望校だった上智大学は落ちてしまいました。
その後、リベラルアーツ教育に興味があったので、
「受からなくても挑戦してみたい」と思い、ICU(国際基督教大学)も受験しましたが、不合格でした。
いろんな思いを持って、4つの大学を受験しましたが、それぞれの大学受験をしたからこそ、分かった事や、感じられた事がありました。
振り返ると、大学受験が楽しかったし、どの大学の受験も、挑戦して良かったと感じています。
※上智とICUは、編入学の受験時期が、高専の卒研が忙しくなる時期と重なっていたのでかなり忙しかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1729583334-t2VLchaupksyq6x8R5jCJgb9.jpg?width=1200)
□ 大学生活_別の分野のスキルを学んでみるという選択
実際に、長岡技科大の情報・経営システム工学分野に行って、工学の見え方が少し変わりました。
例えば、実験の授業は、高専まで回路を組んで測定をして、傾向を出して、とかの実技でした。
でも大学では、実験の授業はプログラミングがメインになって。
「このゲームをこういう風に改善したいから、こういうプログラムを組む」とか、「目的があって、それを実現するために、プログラムを書く。そのスキルが、将来どんな場所で活きてくるのか。」みたいな、
今やっている事と将来がどう繋がるのかを、工学部にいて初めて、ちゃんと感じる事ができた気がしました。
(※電気がダメなのではなく、たまたま自分は情報系の方が興味が持てた。)
もちろん技科大の情報系なので、周りはずっと情報系を専攻してきた元高専生ばかりで、レベルが高い人ばかりでした。
付いていくのがやっとだし(ちなみに長岡技術科学大学は、国立大学 退学率ランキング No.1。)、友達や先生に助けてもらわないと、できない事もたくさんありました。
それでも、学ぶ意味を見つけられた気がしたし、興味があるものが少しずつ見えてきたので、長岡技科大に来れてよかったと感じています。
□ 研究室配属
3年生の時点で研究室配属されました。僕は福祉工学系の研究室に配属が決まりました。
本格的な活動はまだ始まっていませんが、研究活動の一環として、福祉系の活動にも参加しました。
たくさんの方と関わる中で、なんとなくだけど、自分にとって興味があるものが見えてきた気がしました。
□ 今やっている事が違うと思うのなら。
僕の場合は、同じ工学部内でも、専攻分野を変えただけで、将来の見え方が変わりました。
今やっている事に興味を持てないのなら、今いる場所ではなく、違う場所に行って、別の事に挑戦するのもアリなんだと思います。
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