新品iPad Airが破損して返品も無理だったけど、感情的にならなくて済んだ3つの秘訣
昨年末息子に買い与えたiPad Airの電源ボタンのところに
ヒビが入ってTouch IDが使えなくなったとの報告を昨日息子から受けた。
なんだかんだ揃えて15万円くらいしたiPad Air。
そのヒビを見て愕然とした。
息子いわく、落としたことは一度もないし、破損させた記憶はないとのこと。
もしかしたら保証期間内かもしれないし、もしかしたら初期不良があったのかもしれない。今日、早速Appleストアに問い合わせてみた。
証拠写真を送ったり、サポートセンターの上層部とのやりとりなど、約2時間の時を経て、ようやく結論が出た。
写真の解析の結果、初期不良ではなく使用上起こった破損だろうということ、破損の程度が重いゆえにこれからApple Careに入るには条件を満たしていないこと、そして修理に8万円ほどかかることを告げられた。
ガーン!!!
ボタンひとつの修理に8万!!??
はあーーーーーっとため息が出た。
息子を呼んで、先ほど告げられた内容を伝えた。
その間も、いろんな感情が湧いてきた。
息子の注意力不足に対するいら立ち。
それを見越してApple Careに入っておかなかったことへの後悔。
高価なものをまだ小学生の息子に買い与えたことに対する自責の念。etc.
思わず感情的になりそうになった。でも、泣きじゃくる息子を前に、怒涛のような感情の波を沈めることに成功した。なぜか。
それは、意識的に呼吸を深くゆっくりにしたおかげがある。いら立つ時は呼吸が浅く早くなるものだ。その逆をした。
それから、息子を責めたり、自分を責めたり、Appleを責めたりもできるけれど、起こったことは変えられない。変えられるのはモノの見方だな、と思い直したからでもある。メタ認知というやつかな。
お金は稼げばいい。息子と協力して貯金したっていい。
形あるものはいつか壊れる。壊れたのが息子や私の体や心じゃなくて
iPad Airで、ある意味よかったとも言える。
そして、失敗は成功の母でもある。
この経験から何か学べたらそれはそれで価値のあることだ。何も失敗せずに何かを成し遂げることは逆に非常に困難だ。
息子にもそういった話ができた。叱るのではなく、励ましのメッセージを送れたと思う。
振り返ってみて、こういう考えに瞬時に転換できたことにちょっとした驚きを感じる。そしてなんか私大人になったかも!!と嬉しい気持ちでいっぱいだ。