メタバースとは?
先日メタバースについての本を読んだのでせっかくだから頭の中の整理もかねてまとめていきます。
本来は複数の本を読んだうえでまとめたいところですが、この1冊だけでも学びは多かったので要約する形でまとめてみたいと思います。
なので意見が偏っている可能性はありますし、他の人と主張が異なっている個所もあると思いますがご了承ください。
ちなみに読んだ本はこちらです。
メタバースとはなんなのか
そもそもメタバースとはなんなのか。
その定義は曖昧ですが、本書では
現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界
と定義しています。
そもそもメタバースの定義は曖昧です。
下図は本書に載っているものを僕の方で再作成したものです(さすがに本に載っている図をそのまま載せるのはどうかと思うので作りました笑)。
これを見るとメタバースが2か所に登場しています。
メタバースの定義が定まっていないのがよくわかると思います。
ちなみにメタバース以外のそれぞれの考え方は以下の通りです。
1. 仮想現実
リアルとは異なる仮想の世界。
例)ソードアートオンライン、レディ・プレイヤー1など
2. 疑似現実 (VR: Virtual Reality)
現実世界や過去の出来事や場面をコンピュータ上で再現し経験する。
例)バーチャル渋谷、池袋ミラーワールドなど
3. 拡張現実 (AR: Augmented Reality)
現実と仮想の世界を合わせたもの。
品物を見ると値段や原材料などが空中に浮かんでくる技術などはAR。
例)ポケモンGOなど
なぜ今メタバースなのか
そもそもなぜ今メタバースが注目されているのでしょうか。
なぜFacebookはメタに社名を変えるほどメタバースに注力するのでしょうか。
その理由のひとつに技術の発展があります。
テレビゲームを思い浮かべてください。
今や現実の映像と見分けがつかないテレビゲームは多々あります。
テレビゲームの世界に仮に僕が入ったとしても気づかないでしょう。実際のメタバースの映像はさすがに超きれいなテレビゲームほどではないですが近々メタバースの映像技術や音響技術がリアルと大差なくなるのは間違いないと思います。
そして僕が本書で一番気になったのが、リアルではなく仮想でも構わない人が増えてきたということです。
数年前にに二次元キャラと結婚する人がでてきました。
また今やSNSは当たり前のように使われていますが、著者は本書の中で以下のように述べています。
「SNSは友達とつながるサービスではない。合わない人を切り捨てるサービスである」
「大きな母集団の中から、軋轢を生まない人だけを抽出して、快適な閉じた空間を演出することにこそ、SNSの価値がある」
なかなかなことを言うな、と思いましたがまさにその通りだと思います。
SNSの使い方による部分もありますが、SNSはまさに自分にあった人を見つけ、居心地のいい空間を作り出すツールです。
そう考えるとSNSとメタバースには大きな違いはないかもしれません。
そしてSNSを使うひとがたくさん出てきた今だからこそメタバースが注目されているのです。
メタバースにおける日本の立ち位置
デジタル技術において諸外国に大きな差をつけられている日本ですが、メタバースではデザインの面で世界の最先端をいく可能性があります。
なぜならメタバースには日本のオタク文化が大きく貢献できるからです。
例えば仮想現実でリアルのままの姿でいる人がいると思いますか?
間違いなく外見がリアルと異なるアバターを使用するでしょう。
それはVRでも同じです。
実際に外国の方々のアバターもアニメのような見た目のものが多いようです。
技術としてはやはり諸外国、特にGAFAMには勝てませんが、デザイン面では時代をリードすることができるかもしれません。
最後に
僕が本書を読んでまとめたいことは以上です。
本書では他にもメタバースやそれに必要な技術の歴史やGAFAMのメタバースへの取り組みなど多くのことが書かれているのでぜひ読んでみてください。
またメタバースを広く知りたいという方は他のメタバース関連の書物も読んでみてください。
おそらく全く違う視点が手に入ると思います。
個人的には関連本を3冊以上読めば多角的な視点が手に入り、より詳しく学べると思っているのでお勧めです(今回1冊だけでまとめたので視点が偏ってると思います笑)
それではここまで読んでくださってありがとうございました。