最高のセラピストの限界
1週間に1回 実家へ健康管理と食事の作り置きのために通っている。
認知症が進んだオカンと料理するのは、なかなか大変。
やる気満々だけど、食材の名前も怪しくなってきているし、下準備も目を離すと全く違う物に変身してしまう。
もう、味付けは出来ない。
だから、ワンコの様子を見ながら、オカンと料理なんかしようものなら、目的のものが全く作れない。
でも今日は、動物好きのオトンの為に
ワンコを連れて行ってみた。
すると、どうしたことか?
料理好きのオカンが、キッチンに全く寄り付かない。
「ワンコちゃんどうしたの?」「お腹空いてるの」「喉乾いたの」「何か欲しいものあるの」「ワンコちゃん可愛いね💕」と、ずっと、ワンコに声をかけている。
ワンコも喜んで、しっぽをブンブン振りながらオカンに絡んでいく。その様子を微笑みながら見ているオトン。
料理をしていた2時間ずっと続いていた。
最後には、オカンの足元にちょこんと座り、オカンになでなでしてもらって、満足そうにしていたワンコ。
オカンにかまってもらって、満たされた我が家のワンコ。連れてきて良かった。
そう思って、車で帰路に着いた。
でも、車に乗った途端、ワンコはぐったり。
精一杯頑張って、オカンを癒してくれたんだね。
ありがとう😊
君は最高のセラピストだわ