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『死刑にいたる病』櫛木理宇(ハヤカワ文庫)

レベルの低い大学にしか入学できず、鬱屈した学生生活を送る主人公が、元パン屋の店主であり、連続殺人犯として収監されている男から、一つの容疑を晴らして欲しいとの依頼を受ける。男の関係者に聞き込みに回ることで、虐待されてきた男の過去を知ることになり・・・という話。虐待の連鎖。調べていくうちに明らかになる衝撃の事実。ちょうど今、兵庫県の連続女児殺傷事件のニュースが流れていて、とてもタイムリーだった。サイコパスの出来上がり方。

ずうっと、気にはなっていたのだけど、ようやくオーディブルで聞いた。そして映画は見てないのだけど、広告などで見た阿部サダヲがずっと頭の中にいた。シリアルキラー。怖すぎる。ぴったりじゃないですか。

#読書感想文

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