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間接的な表現で部下を納得させる 人トレ#25

子どもの頃こんな言葉を言われて憤慨したことがあります。
「早く勉強しなさい(# ゚Д゚)」

これ今だから分かります。
本当にもっと勉強しておけばよかったって現実を。。。

でもその当時は何故勉強しなければならないかって意味すら理解する気もサラサラありませんでした(笑)

結論から言えば「無駄だから」ですよね!

勉強しておけば何かやるときに新たに調べなければ進められない事柄があった場合に、その事柄を終わらすまでのスピードが変わってくることがあります。

それは、それを進めるには過去に習った事のある事を自分の身になっていない場合、もう一度知識を入れる時間を作らなければならないからです。

そんな時にこう思うんですよ!
「勉強しておけばよかった。。。」って( ;∀;)

でも、親に「勉強しなさい」って言われるとムッとするのは事実。

なぜなら、人は強要されることに抵抗があるからなんです。
しかも、親は、自分も親になって思いますが、ついつい頭ごなしに
「早く勉強しなさい!」と勉強するという行動を押し付けます。

例えば営業されるのって苦手だと思いませんか?
多くの人は「営業=押し売り」って感覚をお持ちではないでしょうか?
これは営業の本質を理解していなで仕事している人が大半で、そんな悪い営業を掛けられたことが実際にあるからって事も事実です。

そんな営業をされて、頭ごなしに「この商品は優れています」って言われたら違和感を持つんじゃないでしょうか。

私たち人間は、危険なところへ行くと怖いと感じて、そこから逃げたくなります。生き永らえるためには危険を危険と感じる能力が必要だったからって前にも書いたと思います。

これは「安全・安心欲求」と言って、これがはたらくから強要される事への対抗が生まれるって事なんですね。

人間は決定権を求めている

例えば、私があなたに「この紹介している本は優れています📚」と感情を乗せて強く言ったとします。

そうするとこの本の価値を私が勝手に決定していることになります。

そしてあなたに決定権は無くて、価値を押し付けられていることになりますよね(# ゚Д゚)

それは即ち、決定権がないという事は、コントロール出来ないという事を意味していて、無意識が安全ではない(危険)と感じることがあるからなんです!

直接的な表現より間接的な表現の方が受け入れやすい

では次に私があなたに、「この紹介している本は優れている本だと思いますか?」と聞いたとします。

この場合は、決定権ってどちらにあると思いますか?

今度はあなたに決定権がありますよね。

そうすると、安心してこの言葉を受け入れることが出来て、その問いに対して答えることが出来ますよね。

言葉は受け入れられて初めて価値を持ちます。

このように言葉を相手に受け入れてもらうためには、質問など間接的な表現を使ったほうが有利な場面があるんです。

逆に、直接的(強制的)な表現は、相手の潜在意識が拒否する場合があります。

部下に命令するのは簡単ですが、部下を納得させるには、言葉を受け入れてもらう必要があり「質問」は有効な手段となります。

決定権をもつと安心・安全(本能)が満たされる例

【上司と部下の会話(1対1の場面)】
決定権を与えな例

上司:「○○君!今年の我が社の目標は売り上げを2倍にすることだ!だから、みんな例年以上に気合を入れて頑張るんだ!君にもしっかりやってもらわないと困るんだ!いいな!!」

部下:「はい、わかりました。。。」
これって部下は納得していませんが、返事をしています。潜在意識的には”NO”と言っていますよね。

決定権を与える例

上司:「○○君!今年の我が社の目標は売り上げを2倍にするという風に掲げているが、これについてはどう思っている?」

部下:「はい、正直不安です。例年より今年は新入社員が多いですし、管理職の方も多く退職されました」

上司:「なるほど」

部下:「それに同期のAにしてもBにしても、去年の時点でかなりキツそうにしていましたから、、、」

上司:「そうだよな。新入社員も多いし管理職は減るし。AもBもキツそうにしていたか。それは当然不安だとな。。。」

部下:「はい」

上司:「今不安なのは十分に分かる。そのうえで売り上げを2倍にするために、○○君に出来る事は何だと思う?そしてそれを成し得て会社としても売り上げ2倍に出来たらどんな良いことがあると思う?」

このような上司がいたら素敵だと思いませんか⁉
より自発的に取り組めますし、潜在意識も比較的”YES”って言ってますよ(笑)

表現1つでやる気を出させたり、低下させたりすることが出来る事が分かりますよね。

言葉を誰のために使うかで気遣いも全然違ってきます。

※この記事は「NLPの基本がよくわかる本」からの引用と感想を元に書いております。

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ユッタライトイヤー
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