【倫理の指導案】中国思想×ルールか、道徳か、はたまた武力か(孔子・孟子・荀子・墨子・韓非子)
なんでそんな威圧的なの?
相手を下に置きたいの?
アドラー心理学の目的論ではそうだけど。
結局、どんな人がのしあがれるの?
|授業の概要|
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\導入/
クラスに不満を持っている人も少なからずいます。今回の授業は、そんな不満を話あう機会にしてもらいたい。
まずは生徒に考えさせましょう。何も知識を与えず、率直に。
\展開(時代背景の紹介)/
何事も歴史を振り返れば学びになります。法を選んだらどうなるか、道徳を選んだらどうなるか。
こんなことを生徒に伝えると「じゃあ現代が法だから、法やん。」と言われそうですが、そんな単純な話ではありません。
1つ1つ考えながら見ていきましょう。
法は確かに便利ではあるのですが、なんのために法を用いるのか、なぜ法を用いるのか、など考え始めたら結構深ぼる必要があります。
今回の内容は、漫画『キングダム』でもお馴染みのものになっています。これを勉強すれば、もっと面白く読めるかもしれません。
一応こんな図も作ってみました。生徒の参考にもなりますし、頭に入れやすいかと思います。ぜひ使ってみてください。
※受験まで使える図ですので、ぜひ板書をとらせたいところです。
この段階では「法」に注目しているので、その流れで法家「韓非子」からみていきます。倫理ぽい着眼点で見ていき、儒家への自然な流れを作ります。
\展開(孟子・荀子)/
人間は生まれつき悪であるから、何かで強制する。という考え方で法につながります。根本が大切であるという認識を持たせた上で、孟子と荀子につなげましょう。
この後に「性善説」と「性悪説」の説明スライドを1枚ずつ付けています。性善説の方は「四端の心」を並べていますが、例はあえて付けていません。ご自身の経験をもとに自由にしゃべっちゃってください!
\展開(孔子)/
全ての根源にいる人も忘れずいきます。生徒も最初こそ「法が大切」と思っていたかもしれませんが、問い方次第でブレるほど、脆いものだと思います。問い方を変えて、質問してみましょう。
孔子がトップに求めたものは何だったのか。その核となる「仁」と「礼」について、具体的な説明をここでしていきます。
「克己復礼為仁」という言葉をもとに、漢文の書き下し文や訳も交えたスライドも用意しました。古文の要素も盛り込んでいます。
\展開(現代に道徳はあるのか)/
「法で治める」は容易に想像できるかと思いますが、「道徳で治める」ってなんだという話です。古代中国では重視されたみたいですが、現代にも通じるものはあるのでしょうか。
これについて考えるべく、一つ攻めたスライドも入れています。ご自身のキャラに合わせて使ってください。(消しても全然OKです)
\まとめ(墨子と現代)/
触れていない項目に触れていきます。「武力(権力)」です。
最後は議論で終えます。まるで朝まで生テレビ。
授業に関して、中国思想は続きがあります。東京書籍の教科書では薄く扱われている範囲ですが、やる価値のある範囲です。
こちらも合わせて参考にしてください。私が友人に言われた一言をもとに作った授業です。
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