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坂本龍馬を"再考"したい

ゆたをです。
記事をご覧いただきありがとうございます。
今回は言わずと知れた日本史のヒーロー・坂本龍馬について考えていきたいと思います。

僕と坂本龍馬

坂本龍馬と言えば、日本を代表する歴史上の人物です。
ベタですが僕も坂本龍馬ファンのひとりです。

僕が龍馬好きになったきっかけは、2010年の大河ドラマ『龍馬伝』です。
福山雅治さんが演じたことによって多分に美化されたところはありますが(笑)、当時中学3年生の僕にとっては、「こんな英雄が幕末にいたんだ…!」と心が震えました。

NHK大河ドラマ『龍馬伝』

江戸留学中にペリー来航に遭遇、その後「日本を洗濯」する想いで土佐を脱藩、勝海舟の一番弟子になり薩長同盟も実現、海援隊を結成していろは丸事件では大藩を相手に賠償金を勝ち取り、やがて大政奉還も成し遂げて、「新しい日本の夜明けぜよ!」という矢先に凶刃に倒れる…。
龍馬に関するイベントは盛りだくさんで、そのどれもが鮮やかです。

僕の龍馬熱は冷めることはなく、大学でも「坂本龍馬の新国家構想」というテーマで卒論を書きました。
卒論の研究を通しても、藩というしがらみを超越してフラットにそしてフェアに日本という国家を見据える龍馬の姿が浮かび上がり、改めてその偉大さを感じました。

ここ数年で龍馬の評価が変わってきている

『龍馬伝』などに代表されるように、"日本史の英雄"という称号を欲しいままにしてきた坂本龍馬。

ただここ数年、龍馬に対する評価は大きく変わってきています。
「実は龍馬は大したことはしていなかったのでは?」という見方が出てくるようになりました。
近年では「坂本龍馬が教科書から消える」ということも話題になりました。
こちらの記事にもあるように、薩長同盟や大政奉還において、龍馬は重要は役割は果たしていなかったという意見が出てきています。
実際に「船中八策」はフィクション・創作物であるというのは、学者の間でも定説となっているようです。

龍馬に対する捉え方は時代によって変遷しており、その時々の社会背景や社会の認識力が影響しているものだと思います。
※この点について下記の記事で詳しく書かれており、大変勉強になりました。

そんな今だからこそ坂本龍馬を"再考"したい

僕はそんな今だからこそ彼の実像に迫ってみたいと考えています。
学生の頃は、ドラマや小説で描かれる英雄の姿が先行し、どうしても彼を"伝説視"してしまうところがありました。
ただ社会人として数年経て、龍馬が活躍した年齢に近づいた今だからこそ、彼の実像にフォーカスして、何か現代を活きるヒントを得たいと思います。
僕は今のところ坂本龍馬に対して、「複数のステークホルダーの間を行き来するハブとして活躍できるバランス感覚や交渉力に長けたビジネスマン的要素」が多分にあるのではないかという仮説を持っています。
この仮説を自分なりに検証していこうと思います。

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