見出し画像

サッカーは"オワコン"なのか?


先日こんな記事を読みました!


サッカーを生業にさせて頂いている以上
しっかり考えておいた方が
良さそうな内容だと思ったので、
noteにまとめてみることにしました!


個人的には世界的なサッカー熱が
冷めることはないけど、

「サッカー文化が根付いている」
とは言えない状況の日本においては、

「このままだと
Bリーグに人気を越されそうだなぁ〜」
なんて思っていたりします。


今回のnoteで
改めてサッカーの競技特性上の弱みを
炙り出してみているのですが、

あくまでも僕はサッカー大大大好きで
「もっと日本中がサッカーに注目して欲しい!」
という想いがあることを前提に置かせてください。


せっかくオリンピック代表の活躍もあり
日本中がサッカーに注目しているからこそ、
この盛り上がりを
一過性のものにしてはいけないはずで、

そのためにも
どんな形であれサッカーに関わる人が
当事者意識を持って、
Jリーグや日本サッカーのことについて
向き合っていかなきゃいけないフェーズに
来ていると感じています。
#みんなサッカーが大好きだからこそ

やっぱり日本でも
海外みたいにサッカーが文化になっている姿を
見たいなと!

こんな感じで!


何かの間違いで
一つ一つの記事が長いだけでなく、
全部で5部作になっちゃったのですが、苦笑

簡単に全体像を共有すると

①改めてサッカーの競技特性上の
弱みを考えてみる

②それを踏まえて
「こんな打ち手がいいのかな?」
という問題提起

③「じゃあ僕は選手として何ができるのか?」
を考えてみる

みたいな感じです!


今回はそもそもサッカーって
観戦しにくいコンテンツじゃない?
という現状の確認のような内容になります!

では早速!


時間を奪い過ぎている?
ながら観戦がしにくいサッカー

画像1


上記で共有した記事の内容を
簡単にまとめると、、、

最近若者のサッカー離れが
問題視されてきていて、
その原因の一つが
『インターネット脳によるもの?』
と言われている。

つまり一つのことに対して
興味を維持するの難しくなってきているから、
1時間30分に渡って
サッカーの試合に時間を費やすのが
しんどくなってきているんじゃないの?

みたいな感じでした!

これは「確かになぁ〜」と思う内容で、

サッカーが好きな人でもLIVEじゃない限り、
フルタイムで試合を見ずに
「ハイライトで十分!」
という人って少なくないのかなと!


ただ、個人的に思っているのが、、、

インターネット脳も
若者(以外の人)のサッカー離れの
1つの原因だと考えられますが、

そもそもサッカーという競技が
時間を奪いすぎているのでは?

と思っています!


サッカーというスポーツは前後半で90分。
(延長戦や移動時間なども含めたら
サッカーにかける時間はもっと長い)

もちろん好きの人からすれば
90分はあっという間かもしれないけど、
サッカーに興味がない人からすれば
なかなかの長さだと思います。。。


ということを書くと、

「いやいや野球とかはもっと長いし」

というようなコメントが
この記事のコメント欄に
多数寄せられていたのですが、

そこをもう少し解像度高く
考えられそうな気がしています!


以前、B1リーグに所属する
秋田ノーザンハピネッツさんの試合を
観戦をした時にも痛感したのですが、

問題は試合時間の長さではなくて、
自分のタイミングで気持ちをリセット 
(リラックス)できる余裕があるか否か。

だと思っています!


例えば野球で考えると、、、

試合時間はサッカーに比べると
圧倒的に長いかもしれませんが、
攻守交代や次のバッターが打席立つまでに
数分の休憩できる(気持ちをリセットできる)
時間が生まれる
と思います。

(極端な話でいえば
バッターの打順が明確に表示されているので、
自分の好きな選手の順番ではない時も
休憩時間になり得るのかなと。笑)


その時に携帯を見てLINEを返したり、
試合を気にすることなくトイレに行けたりと
一息つける時間が多くありそうですし、

そもそも競技特性上、
友達と喋りながらでも楽しめるぐらい
時間と心に余裕を持ちやすい
コンテンツ
なのかなと!


また、バスケットに関しても
競技特性はサッカーに近いのですが、
タイムアウトやハーフタイムの回数が多いことで
自分のタイミングで休憩できる時間が
多そうですよね?
#そもそも1クォーターが10分と短かい

(これは相撲や柔道とかもそうで
集中して見なきゃいけない時間(試合時間)が
たった数分なので、
比較的観戦がしやすいと思います。)


一方でサッカーは
たった1点が勝敗を決めるスポーツ
です。

どんなスポーツでも得点が決まる時が
一番盛り上がると思いますが、

そもそも1点すら入らない試合もある
サッカーに関しては、
もし得点の場面を見逃してしまえば
試合観戦の満足度は大幅に下がりますよね?
#逆にそのおかげで得点が決まった時の喜びの度合いが高いのですが

そうなると、、、

いつ得点が生まれるか分からないので
試合中にトイレに行ったり、
携帯を見てLINEを返したり、
友達と雑談しながら観戦することが
野球やバスケほど気楽にできるものではない
と思っています。


たぶんサッカー観戦の時に
お客さんが一息つけるタイミングは、

1回だけのハーフタイム時や選手交代の時、
あとはファールで試合が止まっている時ぐらい。

そう考えると、(良い意味でも、悪い意味でも)
試合に意識を向けなきゃいけない時間は
たった数分間ではなくて、
基本的には45分間ずっとだと思います。
#サッカーに興味がない人ほど大変そうだなという話です


つまりサッカーは
"自分のタイミング”で休憩をすることが難しく、
『ながら観戦がしにくい』競技
と言えそうです。


サッカーはジブリではなく、
新作映画に近い?

画像2


個人的に上記のような
野球・バスケとサッカーの違いは、

金曜ロードショーで
すでに内容を知っている
ジブリ作品が放送されている時は
いつでもトイレに行けるけど、

新作の映画を見るときには
CMに入らない限り
なかなかトイレに行けない感覚と
似ている気がしました。笑

ちなみに
「テレビ初公開のあのメガヒット映画!」
というような番組視聴率よりも

何回も放送されている
『天空の城ラピュタ』や、
『となりのトトロ』の
視聴率の方が良かったりするそうです!


というのも
『知っている作品は席を外せる』
ということが
大きな理由として考えられるそうで、


ジブリなどの既に内容を知っている作品だと、
CMに入ったタイミングではなくて、
“視聴者のタイミングで”トイレに行っても、
ゴミを出しに行っても、
ストーリーを知っているから「戻ってこれる」。

しかし、テレビ初公開の
「まだ観たことがない映画」だと
そんな真似はできなくて、

ストーリーに着いていくには
一言一句逃すわけにはいかず、
テレビに2時間ヘバリついて
おかなければいけないということですね!


まさにこれらは
野球・バスケ・サッカーの得点パターンや
1試合に入る得点数の違いに置き換えて
考えられる気がしていて、

例えば野球の得点パターンって
ホームランやヒットといった
得点に至るまでの過程に違いはありますが、

打順が表記されていることで
今誰がバッターボックスに立っているのかが
分かりますし、
自分の目で誰が何塁にいるかを
確認することができるので、

なんとなくいつチャンスで
どんな感じで得点しそうかが
予測しやすい(知っている)
のかなと思っています!

「今はノーアウト満塁だし
バッターは4番の〇〇選手だから
これは得点が入りそうな予感!!」
というような感じで。


つまり逆を言えば、

「今はツーアウト、ランナーなしだし
次のバッターの〇〇選手は今日は不調だしな〜
ちょっと今はLINEを返そう!」

というように
自分の意思で休憩時間が作りやすそうです。


またバスケに関しても
野球よりも得点パターンが豊富で、
「誰がどうやって得点しそうか」を
予測するのが難しいとは思いますが、

ただ、単純に1試合の得点数が
100点近くも入っていれば
得点パターンも似通ってくると思います。


それにたとえ数回ぐらい
得点を見逃してしまったとしても、

「うわぁ〜 得点見逃しちゃったよ...もう最悪...」

というよりは、

「さっき誰が得点したの!? 
あ〜また〇〇選手の得意な形ね! すごい!
また似たような得点見れないかなぁ〜!!」

という感じで
悲観的な気持ちになりすぎず、
すぐに試合観戦に戻って来れるし、

たぶん得点を見逃したからと言って
試合観戦の満足度が
めちゃくちゃ下がるわけではない
気がしました。


一方でサッカーって
そもそも得点が入るかどうかも
分からないスポーツなのに、

両チーム合わせて22人いるし
誰がどうやって得点を決めるかなんて
全く予想がつかないと思います。笑
#これが魅力ではあるんですけど

ヘディングもあれば、ミドルシュートもあれば
時にはオウンゴールだってあるかもしれない。

だからこそ新作映画のように
(良い意味でも)次の展開が予想できないから
なかなか他のことに意識を向けることが
むずかしい
ですよね?

それこそ子連れの親御さん目線で考えてみると、

子どもから目を離すことができないのに、
サッカーからも目を離せないって
100%の気持ちで観戦しにくいのかなと。。。


ただ、こればっかりは
競技特性上の問題でもあるので
なかなか変えるのも難しいと思います。


そう考えると、、、

得点数をもっと増やしたいということで、
来年の7月頃から導入される
オフサイドの新ルール
良い打ち手だなぁ〜と思っていますし、
#守備側は大変だけど笑

今はコロナの影響などもあって
90分の中で2回の飲水タイムが
設けられていると思いますが、

個人的には観戦者の方の目線で考えると、
コロナに関係なくこれからルールとして
飲水タイムは設けた方がいいのかなと
思っています!

それは5人交代も同様で、
交代する回数が多ければ多いほど
お客さんの一息する時間が増えると思うので
いいのかなぁ〜なんて思っていたりします。
#色んな選手がたくさん観れて面白いだろうし


また、これまでサッカーの弱みを
改めて考えてみたのですが、

ながら「観戦がしにくい」を逆手に取ると、
『他のことに気を取られずに
サッカーに集中してもらえる』

ということが言えると思います!

ただ、ここで一つネックになりそうなのが
映画館や劇場のように
強制的にスマホの電源を切らなくても良い

ということです。


例えば映画を見る時に
好きな子から連絡が来ていて返信したくても、

「まぁ映画を観る時に 
返信できないのしょうがないよね」

諦めがついて
映画に集中できる
と思うのですが、

サッカーの場合は
そこまで強制されていないこともあって、
観戦中にスマホが気になっちゃう
(スマホが競合相手になりやすい)

ということがありそうです。


じゃあどうすれば
上手く逆手に取れるか考えてみたのですが
これがめちゃくちゃ難しくて、笑


例えば極端な話ですが、
試合観戦中カメラの使用はOKだけど
携帯の電源を切ることにすると、

サッカーに集中できることはもちろん、
試合開始前やハータイム時に
時間を潰せるものがないので、

お客さん同士の
コミュニケーションが活発になって
横の繋がりができることで
離脱率を下げることにも繋がる
のかなと!
#離脱率の話は3つ目の記事で書いてみました


ただ、一方でデメリットもたくさんあって、
例えば優勝争いをしている時に
他会場の結果が見れなかったり、

スマホが使えないことによって
お客さんが発信しづらくなっちゃって
口コミとかが広がりづらそうだなと思いました。笑



しかし!
色々考えていたところ
解決策っぽいのが思いついちゃったので、
これについてはまたいつか
別の記事でまとめてみたいと思います!

(大事なのは距離感や一緒に作る意識、
あとは音などが挙げられそうだなぁ〜と!)


そんなこんなで、

上記のことを踏まえて
「そもそもサッカーって
ながら観戦がしにくいし、
サッカーに興味がない人ほど
気軽に観戦しづらいのかなぁ〜。」
と思いました。


果たしてどうしたものでしょうか。

続く。



毎日公式LINEでその日の学びや
考えていることなどを発信してみています!

ぜひ!ここから!👇

画像3





いいなと思ったら応援しよう!