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健康が転落する時4話

ついに入院の前日に!

明日は、入院だと目覚め。午前中に入院の支度を整え、在宅で引き継ぎ関係の仕事をこなした。

午後には、業界資格の試験があり新宿へ向かう。試験中もバクバク星人が登場する。無視して、マークシートのマス目を埋める。集中しづらい。とにかく、やっつけた。

新宿へ向かう、途中もバクバク星人が訪れ、電車にやっと座った。星人から大魔王に変異して、150の心拍が止まらない。地元駅に着いて、しばらく駅のホームで大魔王の去るのを待った。

去らない、小刻みに休憩をとりながらタクシーに乗り込んでだ。

自宅で横になる。夜中3時に大魔王が帰っていった。やっと眠れる。

入院当日
バタバタと当時のは朝になった。あまり寝れていない。

心臓専門病院に妻と向かった。

病院に着くと入院の説明を受けて、心電図で監視される。

昨日まで、大魔王が訪れていたのに、バクバク星人が顔を出した程度ですんでいた。

病院に入ると、翌日からはピタリと止んだ。
病気と手術の否定する自分がいた。精神的なもので、手術も必要ないのでは、と思い込んでいた。

土日は退屈だった。検査もなく、のんびりと病院を探検していた。間食もできないので、体重はみるみる減っていった。

そして!手術当日。

見慣れぬハイソックス、ふんどしみたいなパンツ、手術着に着替えて病室で待ってた。

医師とか看護師さんが体調チェックと励ましに来てくれる。

朝食は出ない。プラザキサだけ飲む。

時間ですと告げられ、グリーンマイルの映画の気分で手術室に歩いて向かう。

もう、やめられない。

テレビドラマで見たような手術室に入る。手術台に腰掛け。5、6人の医師、看護師に囲まれ、あれやこれやと指示を受けて横になる。まさにまな板の上の鯉の気分でした。

気づいたら、病室へ向かうキャスター付きベットに乗せられ移動していた。

大柄な自分を複数人の人たちで病室のベットに降ろしてくれたのをなんとなく記憶している。
そして、のどが渇いていた。結構水を飲んだ気がしている。
麻酔が切れはじめると、食事が出されていた。

心臓がしみる。そんな感じだった。痛くはない。
それ以外は、痛くないが、右の太もも鼠径部に縫ったような感じで、テープが張られていた。

手術前は、死をも覚悟していた。五体満足で生きていた実感をかみしめていた。

つづく

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