ひいおばあちゃんが顔を見せにきた日
今日は久々に、
ひいおばあちゃんが顔を見せにきた。
多分そう。
いや、実際に顔を見てるわけではないんだけど、
なんかそんな感じがする。
でもね、これは決して
怖い話をしようということではないんです。
今日の話。
いつものように会社へ出勤して仕事をしてきた。
朝から調子が悪かったということもなく。
逆に月曜で休み明けで、調子がよかったくらい。
通勤時には満員電車に揺られながら、
最近の日課であるVoicyで音声配信を聞いて、
なんか気持ちもスッキリしていた。
今日は、いつもよりなかなか
パフォーマンスの良い日だった。
「いやー。今日は何かいい仕事したなー」
そう心の中で言いながら、
今日のVoicyの収録をどうするか考えて、
ちょっとウキウキした気分で会社を出た。
※こんな僕ですが、
Voicyのパーソナリティをさせてもらってます。
ほんとありがたいです。
その帰り道のこと。
ふと、なんか強烈に孤独を感じた。
胸がえぐられるような。
たまにこの感情になる。
何か特別嫌なことがあったわけじゃない。
自分一人だけがとり残されているような感覚。
胸がつまったようにいっぱいで、泣きそうになった。
ああ。これは。
月に1、2回は起こる現象だ。
あ。そうか。
今日の自分を思い返してみようかな。
そういえば今日。
誰にでも良い顔してたな。
誰にでも好かれようとしてたな。
誰にでも嫌われないような顔をしてたな。
思い返せば、今日、自分の感情ってあったっけ?
ん?待てよ今日はずっと自分がなかったぞ。
どこいった?
いつもより自分を無理させていたような、
そんな気がする。
あと、いつもはあまり絡まない
ちょっぴり苦手な人に自分から話しかけて、
「これができて、●●さんってすごいですね♪」なんて。
思ってもいないようなこと言ってたような。
うろ覚え。
こんな日はね。
ひいおばあちゃんが顔を見せにくるんです。
僕が小さい時。
まだ小学生に上がったくらいで亡くなったひいおばあちゃん。
でもね。
ずっとひいおばあちゃんのことは覚えている。
小さい体でも声が大きく、何でも自信満々に話すけど、
ちょっぴり口が悪い。
「よ!大統領!」
会いに行ったらいつも僕たち兄弟をこう呼ぶ。
そして、ひとしきり冗談を言った後に、
寝たきりの状態から、枕元に置いてある
ポチ袋に入ったお小遣いを兄弟それぞれにくれた。
そして、ずっと人見知りで黙って気を使っている僕を見て
いつもこう言う。
「あんたはやりたいことやりゃええねん!」
まだ小学生でもないこんな小さな僕に。
何か全てを見抜かれているようなそんな気分になっていた。
あ。そうか。
今日はひいおばあちゃんが顔を見せにきた日やな。
そう思った。
いつも自分が無意識に無理してる時があるけど、
それをずっと見てくれていて教えてにきてくれているんだ。
そう勝手に思っている。
例え間違っててもいい。
でも、それで僕はまた思い出せるんです。
「あんたはやりたいことやりゃええねん!」
これは僕にとって大事な、自分に優しくなれる
ルールの一つになっています。
繊細さん。
人の気持ちが分からない人がいるから、
優しいあなたが全部受け止めることになる。
自分の都合のために、
あなたの優しさを利用しようとしてくる人もいるから、
そんな人のためにもう自分だけが傷つく必要はない。
あなただけが傷つく人間関係からは、
絶対に離れて欲しい。
すぐには無理かもしれないけど、
一つ一つ自分に優しいルールを決めていけばいい。
山根ユウタ🦔
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