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一週間の始め方

独立して仕事をしていると、曜日感覚はあるものの、週末=休む・遊ぶという生活になかなかなりません。

人生の達人は、仕事と遊びの区別も、労働時間と余暇、心と体、教育と娯楽 の区別もつけない。両者の違いがわからないのだ。何をするのであろうと ひたすら至高の状態を求め、仕事か遊びかの判断は他人に委ねている。本人にしてみれば、常に両方を行っているようなものだ。

イヴォン・シュイナード 「社員をサーフィンに行かせよう」

僕はこの一文が大好きで、自分自身も本当に好きなことだけをして行きたいと願い、近づける努力をしている。

この文章を書いているのは月曜なので、昨日まで週末だったわけだけど、妻も僕も比較的デスクワークも多く、あまり外にでることができなかった。すると妻が一言。

「コーヒー持って海に行こうよ」

僕たちの住んでいるところは比較的海に近く、相模湾越しに富士山を見ることができる。

「いいね!」

僕たちはお気に入りのコーヒーを水筒に入れて、クルマに乗って、わざと遠回りして立石海岸という神奈川の海百景になっている場所を目指す。
道中の会話は「昨日の○○さんとのミーティングだけどさ」と仕事の話の続きもあれば、「(妻の)実家のわんこ、元気かな?」とか多岐に及ぶ。

クルマを停めると目の前は海だ。
ここでも、「じゃあの件はどう進めようか?」「△△さんに連絡してみようか?」と仕事の話。でも、僕たちは今したい話をしているだけなので、楽しんでいる。

帰り道で気がついたことがある。家でコーヒーを淹れて飲むと、つい何かをしながらになってしまう。新聞を読んだり、ニュースを見たり。水筒に入れて海を見ながらだと、かなり純粋にコーヒーを楽しめることが分かった。

お気に入りのドリンクを持って、お気に入りの場所に行って、一週間を始める。これは多くの人にお勧めしたい。

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