見出し画像

【育児】娘の行き渋り⑤

いよいよ小学校入学

さて、無事に卒園式を迎えとうとう小学校入学の日がやってきます。
4月・5月はどうだったのか、振り替えりたいと思います。


4月にはいってすぐ、小学校から電話がかかってきました。
電話をかけてくれたのは面談をしてくれた特別支援を担当する先生でした。

「ぽぽちゃんが安心して入学式を迎えられるように、事前に校内の見学をするのはどうですか?」

というご提案をしていただきました。
見通しが立たないと不安が強くなるため、当日の動きに合わせて校内を見て回ってみようと提案していただきました。
即答でお願いしますと返事をし、ぽぽと私2人で行くことにしました。

そして、校内見学の日。
この日も面談をしてくれた先生が出迎えてくれ、ぽぽはちょっと恥ずかしそうにはしていましたが、校内にはすんなり入ることができました。
入ってすぐ、先生がラミネートした入学式の予定表を娘に渡してくれました。

「入学式の日の予定表だよ。読めるかな?」
「うん、きょうしつにいくってかいてある」
「そうだね。すらすら読めてすごいね!」

娘は少し恥ずかしがっていましたが、先生と並んで校内を歩いてみて回ります。私はその3歩後ろくらいからついて回りました。

教室、体育館、トイレの場所をみて回りました。
最後に空いている教室で、先生とお話をしました。
とりあえず、ぽぽは落ち着いていて大丈夫そうだと話していたので一安心。
この日もらった予定表のカードは当日の御守りとして持っていて構わないと言っていただけました。

家に帰ってからぽぽは、このカードを大事そうにランドセルにしまっていました。

落ち着いて見学できたので、あとは当日を待つのみ・・・。
私の方がドキドキしていました。


4月の様子

入学式の日がやってきました。
わくわくした気持ちと、事前に見学したため見通しが立っていたからでしょうか、落ち着いて登校することができました。
同じ幼稚園の子も何人か同じクラスに居て、私としてはホッとしました。
いよいよ、小学校生活の始まりです。


四月の最初こそ、とても順調な毎日でした。
初めての集団登校、初めての教室での学び、新しいクラスメイト
校内探検、高学年のお兄さん・お姉さんのカッコよさ。
すべてが新鮮で、刺激的で楽しそうに家を出る姿を見てはとてもホッとしたことを覚えています。
特別支援の先生からも、時折学校での様子を電話で報告しれくれました。

そして、4月の終わりごろに運動会の練習が始まったころ
ぽぽがつぶやいたのでした

「今日、学校いやだな」


5月の様子

運動会の練習でうまくいかなかったことや苦手なことがあるぽぽはいやだなと言いながらも、規則正しい生活を送り、朝になれば学校に登校することができていました。
そして、ゴールデンウイークが明けた登校日。
ぽぽがぽつり

「今日、行きたくないな」

とにかく「行きたくない」と一点張りで、私も仕事に行く時間をいつもより5分遅くして、話を聞こうとしますが何も話しません。
こうなると、今日は行かないという意志が強い証拠です。

「わかった。今日はママと一緒に行こう」

私は通学路を歩きながら一緒に学校まで行くことにしました。
他愛もない話をして、通学路は何処を通っているのか、こんな花が咲いているねなど声をかけました。
学校に着くまでは、饒舌にいろんな話をしてくれた娘ですが、生徒玄関前に近づくとうつむき、足が止まってしまいました。
同じ幼稚園だった子が走り寄ってきてくれました。
「ぽぽちゃん、きょうはどうしたの?」
「なんで ママときょうはきたの?」
と。
ぽぽはしゃべりません。
代わりに思わず私が
「今日はねえ、ちょっと元気ない日みたい。」
「そうなんだ」
全く動かない娘。
そこに偶然先生が来てくれ、ここからはお任せくださいと言ってもらい私はその場を離れたのでした。

その次の日も、またその次の日も
「学校行きたくない」
毎日続くようになりました。
そして、家を出る時間になると泣き、無理やり学校へ連れて行くと泣き
とうとう教室でも不機嫌になり、物を投げるようになってしまったのでした。特別支援の先生とは毎週末電話で様子を連絡するようになりました。

そして、私が対応する朝は特にひどいため夫が学校へ送るようになりました。それでも、基本的には集団登校で行くことができていました。夫が「行くぞ」と声をかけると表情は暗いですが、すんなり家を出て学校へ向かうのです。
よほどひどい日だけ、夫が自転車に乗せて学校へ送ります。到着すればとぼとぼと教室へ入っていくとのことでした。


私が学校へ行けなくさせている?

私は、自分の仕事でもちょうどトラブルを抱え、帰宅がいつも19時頃になっていました。
夕飯は義父母の家で毎日食べ、お風呂も父親と基本的には入っている状態が続いていたのです。
私と食事をとるのは、週末だけ。
平日の朝は、準備でばたばたしていつも通勤中の車内で食べていました。

やはり、私との問題?
私が、彼女を不安にさせている?

そして、そんな時に妊娠が発覚。
匂いに敏感になり、吐き気や嗚咽を繰り返していました。
また、家に帰ればくたくたで目に見えて、娘との会話が減ってしまったのでした。


5月は、行き渋りがひどくなっていたため、娘と必ず一緒に寝るようにしていました。
寝る前には今日楽しかった話、未来の楽しみな話しかしない。
学校の話は私から振らない。抱きしめて「ママはぽぽちゃんのことが大好き」と必ず伝えて、楽しい気持ちで眠りにつけることを意識しました。

しかし、毎朝「行きたくない」なのです。

これだけでは足りない。
時間が足りない。
つわりで気持ち悪く、いつも二日酔いのような気持ちの悪さ。
そして「行きたくない」という言葉を聞くたび、
「なんで」「どうして」と、毎日頭を抱えるのでした。
そして、私は夫と相談してまだしていなかった妊娠報告をぽぽにすることにしたのでした。

次回、妊娠報告と運動会についてお話します。
「お姉ちゃんになるんだよ。」と、伝える事で状況が変わるなら・・・と安定期に入る前に伝えたのでした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?