アート界の異端児「バンクシーって誰?展」に行ってみた
ストリートで活躍するアート界の異端児「バンクシー」。
彼の描く作品が気になって天王洲アイルで開催中の「WHO IS BANKSY? バンクシーって誰?展」に行ってみた。
この展覧会では、こんな(↓)風に、バンクシーが描いた壁画を、その場(現地)にいるかのように、鑑賞&体感できる空間に。ストリート・アート作品ならではの展覧会だ。
僕の中でとても響いたのは…
描かれた「絵」単体ではなく、“その場所で描く”という行為自体にも強いメッセージを帯びている、この(↓)作品だ。
■作品名「Flower Throwner 」
作品の解説文を紹介すると…
争いを終わらせるものは、「憎しみ」や「暴力」じゃない。「愛」なんだ。ということを、「紛争地域」で描くことによって、問いかけている。
「場所」が、非常に強いメッセージとなっている。
正直、僕には、複雑に絡み、双方に大義がある争いや紛争を終わらせる方法はわからない。できうるなら、暴力的な方法ではなく、平和的な方法で解決されるものであってほしいと、心底思う。
普段テレビやネットのニュースで見ても、「まだ紛争が続いているのか、大変だな」と読み飛ばしてしまう問題に、たった一つの作品が、多くの人に目を向けさせ、考える機会をつくるアートって、凄いものだ。
良い展覧会だったなぁ。