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ドキュメンタリー映画『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』
こんにちは。
今日は先日見た映画の話。
数ヶ月前からずっときになってて
東京とかでは公開されていた映画ですが、
長野でようやく公開日が来た(しかも2週間限定短っ!)ので
早速見てきた。
レストラン関係の方ならご存知であろう
超有名三つ星レストラントロワグロのドキュメンタリー。
55年連続でフランスのミシュランの三つ星を
取り続けているフランス料理人なら誰でも憧れる伝説のお店である。
日本人の三國シェフやpathの後藤シェフなどが
修行してきたお店です。
東京のミシュランも
この間発表されて
色々と今、レストラン業界は盛り上がってますね。
グランメゾンの映画もやるし、
nomaが京都に来ているし
パティシエならジャパンケーキショーもやっていたし
なんだか日々いろんな人の情報がすごい。
個人的には今回の東京ミシュラン
初の一つ星をとった『山』
アシェットデセールのお店でミシュランの星は日本初。パティシエのお店に星がつくって🌟
本当にすごい事です。
シェフの勝俣さんも開業した時からずっと
星を取るのを目標にしてきたと話していたので、パティシエ達はみんな拍手喝采ムードです
ほぼ同世代の,シェフ達が星をとっているのを見ると本当に刺激になります。
山行く機会あればぜひ、行ってみてください!
本当に綺麗で美味しくて、だけど、新しい技法などや組み合わせを使っているわけでもなく、シンプルに食材と向き合って基本的な作り方で勝俣シェフのセンスで素晴らしいデザートになっていて感動します。
僕が言ったのはもう大分前なので今は変わっているかもですが…
もう予約が取れないお店になってますが、いつかまた行ってみたいお店です。
話は映画に戻りますが、
トロワグロは55年前に星を取り、
そこから息子達へとバトンタッチしていくのですが、それでも星を落とさない
というのがすごいお店なんです。
他の星つきもやはり子供達やシェフの交代などで続けているお店もありますが、
やはり星を落としているのが一般的だ。
有名なポールボキューズでさえ、
亡くなった後、現在は二つ星になっている。
噂だと、シェフが変わったら一旦星を
一つ落とすなんて聞いたこともあるが、
どうなんだろう
それでも変わらず三つ星を取り続ける
トロワグロ家族を
今回の映画は密着して映画にしている。
しかも4時間という長編だ
タイタニックよりながい。
今まで見た映画で1番ながいやつだった。
映画の途中で休憩が入るのも初めてだった笑
この映画、
本当にドキュメンタリーなので、
ナレーションすらなにもない
ただトロワグロの日常を映しているだけ
営業中のキッチン
シェフとお客さんの会話
お客さんの食事風景
料理の試食、
メニュー会議
サービスマンの朝礼など
本当にレストランの一日
を
4時間ただみているだけである。
僕みたいなレストランでずっと
働いてきた人には
普通の風景だから、
すごいなんも違和感なくみれるけど、
興味がない人は
本当につまらないかもしれない
ただ4時間、三つ星レストラン
トロワグロの一員になったような錯覚を僕は起こした。
レストランでよくある感じを
あぁこれやだなぁ。
これあるあるだなぁ
トロワグロもやっぱりあるんだなぁ
とか
どこのレストランでもありそうなことを
見つけるとなんだか親近感が湧いたり
シェフがたまにキッチンの営業に入る緊張感が伝わってきたり、逆
にいつもいないからこっちは
やりずらい感じであったり
この映画、普通の2時間では成立しない
4時間、という長編だから
なんの説明もない
トロワグロの日常に入り込める
新しい映画の感覚だった
トロワグロがなぜずっと三つ星をとっているのかはわからなかったが、
親子で意見をぶつけながら
新しいと伝統をいつも親子で言い合っている場面が何度かあった。
そうやって意見を言い合い、子供が
親の伝統と今のスタイルを混ぜ込んで
時代にあった変化に対応できているのかなぁ
と勝手に解釈した。
4時間の映画を観た後、そのまま
近くのレストランを予約していたので、
その足で向かい、
なんだか、
一日中、レストランを満喫した最高の休日であった
ぜひこの映画見る機会がある方は
観終わったらちょっと
いいレストランを訪れてほしい。
トロワグロ、いや
レストランが素晴らしいということを
実感できると思うから
僕は本当にレストランがすきだ🍽️