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誰かが『電線の入った空は東京っぽくていい』なんて言ってたけどそんなの僕は嫌だ

酷暑。こくしょ。コクショ。コクショ。チクショ。畜生。

政府から『酷暑につき外出の禁止/冷房の無償化』みたいな呼びかけがあったら家から出なくていいのにな〜と、
この先も無いであろう願望を抱きながら外からドアに鍵をかける。

下を向いていると熱気が顔に当たるからか、
今日は上をよく見ていた気がする。
おかげで一羽の鳥、飛行機、夕焼け空と出会った。
どれもきれいで暑さを紛らわす手伝いをしてくれた。


綺麗な夕焼け空を見つけて写真を一枚。
セレブが住んでいそうな高層マンションと電柱電線ががっつり写りこんでしまった。
「もっと純粋な空を撮りたいんですが」
そうして僕はいい場所を探し始めた。
けれどもさすがは都会、背の高いビルが多すぎて、やっと見つけたときには綺麗な色は夜に引っ張られていた。
結局建物や電線が入り込んだ最初の一枚のみ。
悔しかった。カメラロールの夕焼け空はやはり綺麗だった。


ある日のテレビで「電線の入った空は東京っぽくていいですよね〜」なんてタレントが言っていたけど僕はそうは思わない。そんな『っぽい』で僕は諦めたくない。
次こそは。

これは日が暮れてから撮った写真。
月が入り込んでいるのに後から気づいた
悪そうな夜のビルたち

明日もうんと暑いんだってさー。やんなっちゃうね。
がんばらなくてもいいから生き延びようね。

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