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疲労について

こんにちは。先日、「疲労とはなにか」というウェビナーに参加しました。印象に残ったことを共有します。

「疲労とはなにか」のウェビナーに参加しました。
すごく有意義な時間となりました。有難うございました。

【私が印象に残ったこと】
①疲労の主な原因は、ストレス
②疲労とは、アラーム。そのアラームの意味することを理解する

①疲労の主な原因は、ストレス
今回の話では、「疲れた」と脳が感じる疲労を「生理的疲労(仕事や運動による疲れ)」と「病的疲労(疾患による疲れ。代表例としては、うつ病の倦怠感)」に分類しました。このうち、生理的疲労は、炎症性サイトカインの産生によって生じるとのことでした。そして、この炎症性サイトカインは、タンパク質合成を阻害するリン酸化により産生するとのことでした。そして、このリン酸化により、各種臓器の機能低下や疲労感が生じるとのことでした。このため、疲労は、各種の体の危険を知らせる生体アラームという解釈をすることができるとのことでした。なお、このリン酸化には、アミノ酸不足、ウイルス感染、酸化ストレス、小胞体ストレスが関わっているとのことです。そのため、私は、生活のなかで何が原因で、これら「アミノ酸不足」「ウイルス感染」「酸化ストレス」「小胞体ストレス」が生じているのかを理解することも大事なのだろうと思いました。

「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」(近藤一博 著)のなかから抜粋。
このメカニズムを知っているのと知らないのとでは大きな違いがあると思います。

②疲労とは、アラーム。そのアラームの意味することを理解する
今回の話では、疲労感を感じないための話もありました。ひとつは、軽い運動による疲労回復。もうひとつは食事によるものです。食事のなかには、エナジードリンク等による疲労情報の伝達を抑制するという例と、脱リン酸化による疲労回復の例がありました。脱リン酸化による疲労回復には、主に、米ぬか、玉ねぎやりんご、鶏の胸肉やカツオなどの食品の摂取があげられていました。私は、対処法としては、すごく良い話だなと思いながら話を聴いていましたが、疲労というアラームの意味すること、疲労を起こす原因やパターンを特定することも大事なのだろうとも思いました。これらの対処法は、その意味することを理解するまでの対処法として利用するのが良いのかなと自分のなかでは整理しました。

「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」(近藤一博 著)から抜粋。
これを知っているだけでも有益だと思います。
そして、これを知ったなら、さらにもう一歩、構造的な解決にも踏み込みたい。

構造的なこととして、疲労感を生み出す構造のなかにいれば、その構造を変えない限り、疲労感を感じ続けるということになってしまうので、第三案として、この構造を改善することは大事なのだろうと思います。

とはいえ、疲労のメカニズムを明らかにされた成果は本当に素晴らしいなと思いました。また、このようにして、日々、私たちの生活は豊かになっていくのだなとも思いました。

もし、疲労について、何かしらご興味を持たれましたら、書籍もありますので、ご覧になられてはいかがでしょうか。私は、この書籍を以前に読んでいたこともあり、今回のウェビナーにも興味を持って参加させてもらいました。本当に素晴らしかったです。

【参考】
書籍「疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた」(近藤一博 著)

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