#今こそ本の力を - Vol.4 山本さほ 岡崎に捧ぐ

新型コロナウイルスの影響で日本全体に大きな影響が出ていますね。もちろん仕事も粛々とやるべきことをやっていますが、もうちょっと個人でやれることないかなと。せっかくなので一斉休校で子どもが家にいたり、在宅勤務で通勤分の時間ができて本を読む機会が増える人も多いと思うので、個人的なおすすめ本を紹介することにします。

Vo.4 はこちら。

岡崎に捧ぐ（１） (コミックス単行本)

急に休校になって子どもが家にいてゲームばっかりやってるのを見てイライラしている親も多いと思いますが、このマンガは作者が小学校時代の幼馴染の「岡崎さん」とずっと一緒に過ごして（主にゲームを一緒にやって）、大人になって背中をおされて漫画家になるまでを描いたエッセイマンガです。

舞台が1990年代、スーパーファミコン・プレイステーションといったゲームが一番キラキラしていた時代のネタがたくさん出てきてノスタルジーももちろん味わえますが、それ以上に、友情がたとえどんな形であっても成立すること、何でも話して何でも共有しあえる友達という存在がいかに素晴らしいかということが改めて味わえる、心があたたまるとても良い作品です。

「新しい世代のちびまる子ちゃん」と呼ばれているのも納得。ゲームがどうも好きになれないという人もぜひ読んでみてほしいです。