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孫社長にたたきこまれた「数値化」仕事術:著 三木雄信

孫社長にたたきこまれた「数値化」仕事術 著 三木雄信

特に学びになったこと

数字を取りに行く

確かに、営業現場では、数字があふれている。目標達成率や、SaaSであればNRRやチャーンレートなど、様々あります。
でも、与えられた数値をみて判断するのは確かに違う。
特にSaaSは教科書的な指標が多くあるが、営業現場では、扱うサービスによって様々である。
自ら数字を取りにいく姿勢は大事だと改めて認識できた。

数値化メタボ

多くの数字であふれている状態は、言い得て妙。
集められた数字を見て、分かったつもりになっている部分は多い。
「数字を取りに行く」と関連する事象だが、レイヤーが上になるとより顕著に感じる。

分ける

現場が上手く行っていない状態にもかかわらず、大枠で括っている場面がある。「ザ・モデル」で示されているパイプライン設計などはお構いなしのビジネスパーソンすら存在する。
プロセス分析にも通ずる所があり、自身の考え方と合致する内容でした。

注目して欲しいコンテンツ

第1章の7つのポイント

当書籍では、初めに出てくる7つのポイントは、どれもよくある現場の姿やなるべき理想形が示されていて学びになった。

新書版特別章

発刊自体は2006年頃の様でしたが、今回私が購入したのは、新書版でした。
新書版にあわせて追加されたものですが、2021年12月時点のものです。
時流に合わせた振り返りもされていて、納得感がありました。
チームを率いる立場に立つ方々には特に有用なコンテンツです。

ソフトバンクの生い立ち

かなり細かい描写から、孫社長の話などが盛り込まれています。
今でこそ、超大企業になっていますが、その道筋が所々に組み込まれており、内容が濃いモノでした。
同じことを真似るのは難しいですし、相当な自信とチャレンジ精神が必要だと痛感しました。
とは言え、姿勢など、自分自身にも取り入れられそうな要素もあるので、営業職を生き抜くために活用したいなと感じました。

新たな学び

回帰分析

今まで疎かにしていたというか、具体的に用いることが出来ていなかった部分でした。
単回帰分析と重回帰分析、それぞれの活用例と共に示されていたので、より深く学びたいと感じました。

差異分析

これも、感覚でやっていた部分が多かったと反省しました。
もっと具体的な数値を示し、差異を表すことで、より信頼度が高まるので、うまく活用したい。

T勘定

簿記などは避けてきた人生だったので、勘定などには疎かったのですが、シンプルに今の業務に活かせる手法だと感じました。

まとめ

数字で語れというのは、営業現場では当たり前なことですが、語り方によっては納得できないことが多々あります。違和感を感じてた要素が、当書籍を読むことで理解出来ました。

仕事術などは、常に進化していくものですが、本編の内容も色褪せることなく、活用できることが示されていた内容でした。
自己啓発本だと、実績部分が妄想に近く、「そんなこと現実にないでしょ!」と思うことが度々あるのですが、ネームバリューの強さも相まって、体験談がリアルだったのも、楽しめた要素の一つだったかもしれません。

余談ですが、著者である三木雄信さんの書籍は他にも読んだことがありました。
孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA
この書籍も非常に有益な情報満載でした。


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