水泳経験Zero からライフガードへ④
こんばんは。ただはんです。
長い時を経て、
私がオーストラリアで
ライフガードとなるまでの続き。
水泳力のテスト。
200mを6分以内に泳げなければ、
その時点でライフガードの受講資格を失います。
当時は、トライアスロンを始めて1年目。
週3回は泳いでいるといっても、
日本では全く泳いでおらず、
水泳力テストにはオーストラリア人の高校生、
主婦、大学生、社会人から元オリンピアンの方々も
来ており、私の泳力は当時最下位で
タイムも5分51秒と…ギリギリでした‥。
泳力テストの後は、
ロールプレイ。
グループを作って、溺れた人の役や
レスキューの役を演じたり、
Spine Board と呼ばれる板を使って、
意識不明になった人を助け出す役割を
演じてSafe in the water の理解を高めました。
最後に、チームによるグループワークと
Incident report の書き方を学びました。
3人一組になって、
3人同時に50m泳いだ後、
1人が水中から人を助け出し、
もう1人がSpine Board を準備して、
もう1人がAEDとOxygen kits を持ち出して、
救急車を呼んで人命救助までを行う。
時間にして、5分以内に達成できなければ
失格という厳しい世界でした。
教官からは罵声や怒号が飛んでいく中、
救命ポンプを取り付けて、マスクを
付けて、心肺蘇生を繰り返し、AEDを
起動させて、連携を取り合いました。
Incident report とは
怪我や事故の発生した場合に
患者に関する情報、
名前、年齢、住所、電話番号、
事故や怪我の内容、時間、日付、
使用した道具などライフガードが
行った役割と患者の安全確保のための
書類の記載事項について学びました。