『アステイオン』の創刊100号によせて
この度サントリー文化財団の総合雑誌『アステイオン』が第100号目を迎え、昨日見本が届きました。
1986年の創刊から通算100冊目となる今回は特集「「言論のアリーナ」としての試み」が掲載され、「『アステイオン』の38年」「知的ジャーナリズムの挑戦」「我々の論じてきたこと」「変容する世界の中で」の4つの部門に分かれ、様々な分野の先生方がそれぞれの専門から多岐にわたるご論考を寄稿しています。
また、片山杜秀先生、三浦雅士先生、田所昌幸先生による座談会「一九八六年から振り返るーーサントリーホールと『アステイオン』の時代」は、ともに1986年に誕生したサントリーホールと『アステイオン』の歩みを重ねながら、日本の音楽事情や現在の首都圏の「ホール問題」、さらに『アステイオン』が言論界にとっての劇場の役割を果たし、様々な論者に発表の場を与えて来た社会的機能についても検討されています。
私は2011年9月から2012年8月までサントリー文化財団の鳥井フェローを拝命していたことから、2011年の第75号以来『アステイオン』を頂戴するようになりました。
そのため、私はいわば『アステイオン』の歩みの4分の1をともにしてきたことになり、毎号様々な知見と気付きを得て来た『アステイオン』の発展の成果を一人の読者として享受してきたことを大変嬉しく思います。
それとともに、これからも『アステイオン』の一層の発展を祈念するところです。
<Executive Summary>
Celebrating ASTEION's Publication of Its 100th Volume (Yusuke Suzumura)
ASTEION, the opinion journal of the SUNTORY Foundation, published its 100th volume in May 2024. On this occasion, I celebrate this memorable opportunity.
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