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解説『やり抜く力 GRIT』が脳筋本だと思いきや、柔軟でスマートな本だった件
この本の第一印象は最悪でした。
・Facebookとかで昭和的な称賛コメントとともに本書が紹介されている投稿が散見される、地獄のタイムライン
・タイトルからにじみ出る「石の上にも三年って大事よね感」
ゆとり世代の僕は「向いてないとわかったら、とっとと撤退すべき。勝算なんてないんだから」というスタンスなので、上述の第一印象とは相性最悪です。
本書が発売されて8年以上経ちますが、いまだに食わず嫌いで読んでいませんでした。
しかし、1ページも読んでいないのに第一印象だけで「良書じゃなさそう」と決めつけている自分が超絶みっともないと思えてきて、本書を読んでみました。
そしたら、第一印象の「脳筋本」というイメージが覆えされる、スマートで柔軟な良書だと判明しましたので、語らせてください。
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