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892回目:【結婚】3年ぶりに妻に会う②〜再会・コロナ・日本での結婚式〜

2024年02月14日の備忘録

※これは、2022年08月07日の出来事を綴ったもの。

感動の再会

2022年8月7日日本時間朝10時。私はムンバイから成田空港に降り立った。そして、香港を経由してくる妻の到着のフライトを待つ。彼女のフライトは20時着。それまでに、中国行きのビザの申請などの準備をして待った。
20時半が過ぎ、香港人ぽい人達がハグをしている。そして、ついにその時が来た。約3年ぶり。再会。支えて頂いた皆さんに本当に感謝です。
この再会の一部始終を動画に抑えたが、これは二人だけの動画にしておきたいと思う。
そんな幸せ絶頂の瞬間からすぐ魔の手が押し寄せる。

〇〇〇に感染した?

8月8日夜

再会を果たした翌日の夜。飯を食い終わって、短期で借りているマンションに到着。すると、

私「なんか、熱っぽいんだよなぁ」

妻「多分、疲れが溜まったんだよ」

私「その可能性は高い。今日は寝よう」

妻「ちなみに、体温計あるよ」

私「どれどれ。。。37.3度だわ。。多分、疲労だな」

8月9日

朝起きる。

私「やばいわ。妻。。絶対、熱あるわ」

妻「測ってみよう」

私「。。38.5度。。これは。。絶対。。コロ。。」

妻「。。。これは、ただ、検査しないとわからないからね!」

この日、薬局の検査キットは売り切れで、即日デリバリーしても翌日着が最速であった。ちなみに、この辺から、少し妻の方にも咳が出始める。

8月10日

私「少し良くなったわ!熱も下がった気がする!」

妻「私の方は、、少しだるいし、熱もあるかも。多分、クルと思う、、」

恐れたのはこれだ。妻が異国で感染すること。

中国国籍だし、異国の地で病気に罹るのは精神的にも辛い。それだけは勘弁!と思っていたが、まさか、俺が移すことになるとは。。。

午前は、ずっと寝て、昼過ぎに、検査キットがマンションに到着していたことに気がつく。早速やってみる。ちなみに、インドだと、デリバリーで検査員が、ものの数時間で家に駆けつけてくるが、日本ではキットを得るのに1日かかると。。「発展してるようで発展してない日本」を垣間見る。無論、熱が出たので、市販の検査キットなんて探しに行けるわけがない。

早速そいつを試す。説明書には「15分待て」と書いてあるのに、10秒で「陽性判定」。

私and妻「でちゃった。。。」

インドを出る時もPCRを受けて飛行機に乗り込んだが、どこで頂戴したのかわからん。日本に到着してもらったのか、飛行機の中か。。はたまた、インドでか。。

自力で治す決意

こっからがまたメンタルがくる。突然、熱が出たからといって、病院へ「チワッス」とは、絶対に行ってはならない。事前に電話をして、予約を取る必要がある。ただ、「都」に紹介を受けた病院に、予約すべく病院に電話しても、電話に出ないのだ。もしくは、断られる。年齢を告げると、「疾患もないし、この人は大丈夫な人」と、思われるからか。そして、病院も、お盆休みへ突入する始末。

ここちらも、半分逆に腹を決める。私も熱があるので、我慢もできん。自然と電話をかける「やる気」もなくなり、散々相手に断られると、「ほんなら自力でなんとかするわ」と思ってしまう自分もいる。取り敢えず、明日、「中国人が運営している病院」に、妻がコンタクトしてみる。

いずれにしても、自主的に、陽性が確定した今、病院に連絡がつかずとも、人として、ガイドライン沿って動く必要はある。すると、後10日はこのまま隔離確定。周りに迷惑をかけないのを前提に、2人で協力し合って、体調の復活に取り敢えず全てをかける。2人とも食欲はちゃんとあるし、飯も美味しく食えている。

ただ、そこから発症した日から換算し、8月19日まで外との接触が出来なくなった。本来山形に行って、お盆を利用して、友達や親戚にも会いに行こうと試みていたがそれも全てキャンセルに。唯一キャンセルにならなかったのは・・・・

我々の結婚式だ・・・・

2022年08月21日「日本での結婚式」

元々、8月21日に結婚式を挙げることになっていた。その衣装合わせや打ち合わせもコロナに罹ったせいで、8月19日まで外部との接触を禁じられた為全てキャンセルとなった。だが、コロナに罹りながらも冷静に考えてみると、8月21日であれば、そもそも予定していた実家山形での結婚式を延期する必要がないことに気がついた。なので、式場との打ち合わせはリモートで行い、結婚式の衣装合わせは、山形にて、なんと結婚式の前日に行った。

そして、無事に挙げることができた結婚式。

何か小さくてもいい、何らかの形で、両家族と妻に「結婚」をした証を残すことが出来たので本当に良かったと思う。改めて、3年ぶりに妻を両親に合わせて、1週間ほど一緒に、山形の実家で過ごすことが出来た。その間、両親のめちゃくちゃ喜んでいる姿を見たような気がする。想像以上に喜んでいるその姿を見ると、また一緒にすぐ戻ってきたいなと思った。

日本の結婚式が終わり、次は中国で結婚式を挙げる

8月は、3年ぶりに妻には会えるわ、コロナには罹るわ、結婚式を挙げるわ・・・・と、人生の重要ポイントが怒涛のように流れた気がする。さらに、コロナ禍で、最強に日中の行き来ができない今の時期、これが、出来てしまっていることは、「奇跡」に近い。

そして、9月。

日本側が落ち着いたら今度は中国側だ。中国の妻の両親とも会うべく、8月31日に広州へ。10日間の隔離を経て9月15日に、妻の両親の実家「内モンゴル」へ行く。正直、このタイミングでご家族にお会いできるのは嬉しい反面、日本人の私はどう受け入れられるのか不安な面もある。でも、横には「妻」がいるから多分大丈夫だろう。

つづく

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