UCHI Blog@忘れる前に残すメモ

中国人の妻を持つ一児のパパ。波瀾万丈な人生の中で見た世界観を忘れる前にここに残すことにした。 1985年:山形市生まれ。 2015年11月:アメリカ留学。 2019年9月:インドのムンバイとアーメダバードで駐在。 2024年7月:中国で育休(無職)。 2024年10月:横浜

UCHI Blog@忘れる前に残すメモ

中国人の妻を持つ一児のパパ。波瀾万丈な人生の中で見た世界観を忘れる前にここに残すことにした。 1985年:山形市生まれ。 2015年11月:アメリカ留学。 2019年9月:インドのムンバイとアーメダバードで駐在。 2024年7月:中国で育休(無職)。 2024年10月:横浜

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915回目:【人生】ターニングポイント〜私、会社辞めました。〜

2024年07月06日の備忘録 【1】私のキャリア第一章〜商社マン編〜「完」2024年06月28日、私は5年勤めた駐在先のインドのアーメダバードオフィスにて駐在出社最終日を迎えていた。私をインドに派遣した日本本社には、もう戻ることは無い。2024年06月28日のこの日は、派遣先インドでの最終出勤日であると共に、新卒から14年働いた前職にお別れを告げる日でもあった。 会社を去った後は、私は「無職」となり、妻と産まれたばかりの息子が待つ中国へ向かう。中国では、キャリアブレイク

    • 914回目:【別れ】LAST MESSAGE

      2024年06月24日の備忘録 間も無く、インドを離れる間も無く、私は夢にまで見た5年に渡るインド駐在を終了し、6/30にインドを飛び立つ。有難いことに、先週6/20に、ムンバイで盛大に私の送別会を開いていただいた。その時に、インドメンバー達に送った「ラストメッセージ」をここに記録しておこうと思う。この最後のスピーチは、約三週間かけて練り、アメリカの友人に添削してもらい、一つの文法のミスも無いように作った。 重要視したのは、ありきたりな「ありがとう」「Thank you」

      • 913回目:【心理】嫌われる勇気〜強敵は承認欲求〜

        2024年03月22日の備忘録 本日、後輩と飲んだ。その時に「承認欲求」という人間の第6の隠れた欲求の話を彼に紹介した。しかし、後輩に教えたのは良いけど、私自身がもう一度自分が説明した理論を整理すべく過去のブログを読み返した。これは、2021年03月15日私自身がメモに残した当時の記憶。その記憶を掘り返し、後輩に教えた理論を私も忘れないようにここに残しておくことにした。この理論は「アドラー心理学」に基づいた名著「嫌われる勇気」を元に書いてある。 【1】一旦落ち着け長い出張

        • 912回目:【心理】記憶の定着方法〜新しい万年筆とポケットノート〜

          2024年03月10日の備忘録 このブログでは、私のメモ帳の取り方に関して少しシェアしようと思う。 【1】そもそも私はメモを取らなかった私は、インドに駐在中商談や面談では、ほぼメモを取らない。これは、普通のビジネスマンにはあってはならないスタイルと言えるだろう。 【1-1】メモを取らない理由 商談中私は何をしているかというと、会話の流れの中での相手の顔つき、相手の仕草を洞察している。更には、会話の流れから、我々が本当に聞きたい事が適切に返答が返ってきているか、話が違う

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        • #転職活動の備忘録
          0本
        • #インドの備忘録
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        • #アフリカの備忘録
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        • #国際結婚の備忘録
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        • #中国の備忘録
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        • #知の備忘録
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          911回目:【ESG】インド脱炭素対策~アダニ・グループとグリーン水素~

          2024年03月10日の備忘録 本日は、世界を取り巻く脱炭素の世界、その中でも現在二酸化炭素の排出量世界第三位のインドの事情を深堀りしていこうと思う。2022 年 11 月 15 日、世界の総人口は80 億人を超えた。国連によれば、インドの人口は2023年には、14.28億人になり中国を追い抜いた。これは、世界全体で見ると100人に17、18人がインドの人になるということ。更にこれからも人口が増えると言われているインドは、今後も経済産業発展が予想される。しかし、それと同時に

          911回目:【ESG】インド脱炭素対策~アダニ・グループとグリーン水素~

          910回目:【知識】自分の市場価値とは〜ハッシュタグをつけてみる〜

          2024年03月09日の備忘録 【1】転職2.0という考え方「転職1.0」とはいわゆる「日本型雇用」と呼ばれる従来の日本式のやり方。これに対してこれから「2.0」の時代が始まる。最近、ジョブ型雇用という言葉が広がっているが、これまでのキャリアの常識がすごい勢いで変わる中、若い人でも「1.0」の考え方から抜け出せていない。仕事は「我慢するもの」という考え方があるが、仕事は人生の長い時間を占めるもの。「人生100年」と言われ始め、そのうちの最大で80年くらいは働くことになる。日

          910回目:【知識】自分の市場価値とは〜ハッシュタグをつけてみる〜

          909回目:【心理】行動経済学〜プロスペクト理論〜

          2024年03月08日の備忘録 今回勉強するのは、「意志決定の心理学」で、行動経済学者で認知心理学者ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」という本を題材に勉強していく。行動経済学とは、著者ダニエル・カーネマンが、心理学者でありながら、本書のメインテーマの一つである「プロスペクト理論」という理論で、ノーベル経済学賞を受賞したここ最近の新しい分野の学問である。言うまでもなく、本書は多くの意志決定の心理学の参考文献としてもあげられており、いかに、「合理的な判断をしていると自分

          909回目:【心理】行動経済学〜プロスペクト理論〜

          908回目:【勉強】シンギュラリティ〜技術的特異点とは〜

          2024年03月06日の備忘録 「オートメーション」「自動運転」「AI」「生成AI」「DX」と、人間は今自ら人間にとって変わるテクノロジーを、人間自ら作り出している。第三次AIブームと呼ばれる昨今、さまざまな分野で積極的にAI(人工知能)が活用され、2023年にリリースされた「ChatGPT」は、世界に衝撃を与えた。日本では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しているが、AIを活用すれば業務効率化を図りやすくなるため、AIが多くの企業で注目されている。 ただ、AIの技術が進歩

          908回目:【勉強】シンギュラリティ〜技術的特異点とは〜

          907回目:【文化】インド人と日本人の根本的な違い

          2024年03月04日の備忘録 2019年から始まったインド駐在。私が、コロナ禍で1年半ほどインドに居なかったにせよ、インド国内出張をした数は80回を超える。3日に1日はどこかに居る計算となる。私の部下は直下で12人、会社全体では26人を超え、弊社でも大所帯の海外現地法人だ。そこで4.5年もの月日を共にし、インド人と仕事してきた私の経験から、簡単にインド人と日本人の考え方や、仕事の向き合い方を比較したいと思う。 【1】仕事は自分のキャリアアップインド人対象にアンケートを行

          907回目:【文化】インド人と日本人の根本的な違い

          906回目:【紹介】インド・アーメダバード~インドで唯一の禁酒州~

          2024年03月02日の備忘録 2019年9月にインドに着任し早4.5年が過ぎた。現在私はインドのムンバイとアーメダバードを行き来しつつ、2つの街に各々拠点を持ち生活をしている。そんな私が住んでいる「アーメダバード」という街を今回紹介したいと思う。ちなみに、ここアーメダバードは、泣く子も黙る弊社の海外駐在先としては、最僻地と恐れられる伝説の駐在先となっている。 【1】アーメダバードの概要インド西部のグジャラート州で最大の都市であり、インドで7番目に大きな都市圏であるアーメ

          906回目:【紹介】インド・アーメダバード~インドで唯一の禁酒州~

          905回目:【経済】半導体産業〜エヌビディアとTSMC〜

          2023年02月24日の備忘録 2024年02月22日、米半導体大手、エヌビディアの好決算に端を発した株高の波が世界の主要市場に及んでいる。日本では日経平均株価が34年ぶりに最高値3万9098円を更新し、22日に欧州の主要株価指数も2年ぶり最高値を付けた。また日本では、台湾の半導体製造メーカー「TSMC」が熊本の菊陽町に第一工場の建設が昨年末完了し、2024年末に生産が始まる。日経新聞では、昨今やたらと「半導体」「AI」「エヌビディア」「TSMC」「熊本」という言葉を目にす

          905回目:【経済】半導体産業〜エヌビディアとTSMC〜

          904回目:【人生】LIFESHIFT〜我々は生きてしまう〜

          2024年02月23日の備忘録 最近、ニュースでは「定年引上げ」「定年無し」「シニア層の戦力化」「労働力の低下」「人材不足」等のニュースを多く見る様になった。特に、「人材不足」は、ニュース以外にインドに住んでいる日本人のお偉いさんからもよく聞く話。しばらく日本を離れている分、私はその実感があまり無かったが、どうやらニュースで書かれている様な内容は、身近に起きている事だと実感が湧き始めた。 そんな中、2016年、今から約8年前に発売された当時のベストセラー「LIFESHIF

          904回目:【人生】LIFESHIFT〜我々は生きてしまう〜

          903回目:【体験】インド・アルナチャールプラデッシュ州〜インド最後の秘境へ〜

          2024年02月23日の備忘録 これは、2019年10月の記録。私は当時インドに着任したばかりの頃でまだインドの右も左も分からなかった。その時に、私が管轄している事業の一つ、「インド釣り市場開拓事業」の一貫で、釣りの大会に参加する事になった。目的は、釣具のプロモーション。インドに日本の企業が、日本の釣具ブランドをインドで輸入販売している事、インドで日本の釣具が買えるという事を認知させるためだ。大会の場所は、「アルナチャールプラデッシュ州」。どこに何の州があるかも分からない私

          903回目:【体験】インド・アルナチャールプラデッシュ州〜インド最後の秘境へ〜

          902回目:【紹介】インドのダージマハール〜デリーを少し深掘りする件〜

          2024年02月20日の備忘録 2010年02月の今から丁度14年前、私は高校時代の相棒とインドをバックパッカーで旅をした。当時は大学四年生。学生最後の時間を使って、どこか1発面白いところに旅に出てやろうと若気の至りで決断したその先がインド。まさかその10年後、自分がその国に5年近く住むことになるとはその時は一ミリも想像していなかった。その時の思い出を頑張って振り返り、「今のインド」と比べつつ、インドと言えばここ!と言われる観光スポットを少し紹介したいと思う。 2010年

          902回目:【紹介】インドのダージマハール〜デリーを少し深掘りする件〜

          901回目:【情報】新装オープン〜ムンバイのガチ釣具屋がパワーアップした件〜

          2024年02月19日の備忘録 過去のブログで私はムンバイにガチモンの釣具屋を発見したと書き綴った。その店の名は「H2O(Hills 2 Oceans」だ。そんなムンバイの釣具屋がこの度、「移転」し、「新装開店」したと言うことで早速行ってみた。 【1】過去ブログ【2】新店舗の場所はこちら昔のH2Oショップからさほど離れていない大通り沿い。前は道路に面していなかったが、今度は道路にしっかり面した立地。店のサイズも前の約3倍に拡張されている。 【3】ラインナップメジャークラ

          901回目:【情報】新装オープン〜ムンバイのガチ釣具屋がパワーアップした件〜

          900回目:【英語】地獄の修行〜成果を少し感じ始めた件〜

          2024年02月19日の備忘録 【1】地獄のDuo 3.0特訓2024年01月01日から始めた「地獄のDuo3.0特訓」。朝起きて少しやる、会社に行く途中に少しやる、お客様を待っている時に少しやる、寝る前に少しやる、妻が昼寝する時に”ASMRにちょうどいいから横でやって”と言われて、彼女の睡眠導入として少しやる、とひたすら毎日やってきた。 それは、前のブログにも書いたこの修行、「Duo 3.0音読」。 【2】Duo 3.0修行とはこれは、2015〜2016年に私がアメリ

          900回目:【英語】地獄の修行〜成果を少し感じ始めた件〜