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新 有志舎の日々

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代表の永滝稔が、出版や学問のこと、日々の仕事のこと、さらに東京・高円寺でやっている読書会のことなどを書いていきます。 以前のブログから、こちらに移行しました。
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記事一覧

高円寺の馬橋地区散歩

秋の休日、気持ち良い晴天だったので、高円寺の自宅マンションを出て高円寺の馬橋地区を久しぶ…

有志舎
6日前
7

トークイベント「学術書のつくられ方 組版と校正」を開催しました。

9月28日に「学術書のつくられ方 組版と校正」というトークイベントを高円寺の「本屋の実験室…

有志舎
13日前
9

「一人出版社」を続けるために

有志舎は「一人出版社」なので、私の場合、自分じゃないとできないor自分が一番得意な仕事(企…

有志舎
1か月前
23

歴史書編集者私論

歴史書編集者の中には、仕事で編集をしながら自らも研究をしている(していきたい)という人も…

有志舎
2か月前
67

トークイベント「パレスチナの現在と人文知の可能性を考える:高円寺と甲府の連携とと…

昨日(2024年7月20日)、高円寺で開催した早尾貴紀さん(東京経済大学教員、ブックカフェ「カ…

有志舎
3か月前

高円寺の書店 思い出話

街の書店がどんどん消えている。 そういう記事が新聞・雑誌に載るようになって久しい。 私が…

有志舎
5か月前
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連載  私が見た戦前の中国・台湾⑳  「特攻隊だけはいかん!」

最近、特攻についての議論が少し出ているようなので、 有志舎のPR誌『CROSS ROADS』20号に掲載した「連載 私が見た戦前の中国・台湾⑳」を転載します。 この連載は、父・永滝勇(2022年死去)が生前に書いていた手記を基に連載しているものです。 父は小学生だった戦時中、祖父の職場があった日本の植民地・台湾に住んでいました。この手記はその時の事を書いたものです。 連載 私が見た戦前の中国・台湾⑳ 「特攻隊だけはいかん!」                      筆:永

「永滝さんは一人だけでやっていて、どうやって著者を見つけてくるの?」

先日、友人の新聞記者の方と造形家の方とコクテイル書房で痛飲。 そこで、「永滝さんは一人だ…

有志舎
6か月前
7

「夜の有志舎」 本の即売会をやります

「夜の有志舎」と称して、こんなことを始めてみることにします。 「夜の有志舎」 本の即売会…

有志舎
7か月前
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独立開業の「師匠」である、栗原哲也さんの著書『神保町有情―日本経済評論社私史―』…

日本経済評論社の前・社長の栗原哲也さんから著書『神保町有情―日本経済評論社私史』(一葉社…

有志舎
7か月前
11

学術書の定価と原価

先日、ある読者の方から「『●●●●』を買いたいと思っているんですが、何でこんなに値段が高…

有志舎
9か月前
15

念頭から悩む・・・

「いま、書店で売れている本の殆どは自己啓発本」という話を去年、某大型書店の方にうかがいま…

有志舎
9か月前
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学術書編集者として来年やりたいこと(本当にやれるかどうかわからないけど・・・)

年をまたいだ積み残し仕事はまだまだ多いですが、今年はあまりに忙しく(間違いなく有志舎創業…

有志舎
9か月前
9

トークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲学と美術をつなぐ書物たち」に行ってきました。

一昨日の11月22日(木)に高円寺「本の長屋」で行われたトークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲学と美術をつなぐ書物たち」に行ってきました。 お二人の学問の背景にあるもの(二人は一橋大学の同期生で、当時、国立にあったコクテイル書房で出会ったことなども含めて)がよく分かって、すごく面白かった。 司会の狩野俊さん(コクテイル書房店主・「本の長屋」代表)もなかなか良い味を出していて、旧知のお二人もリラックスして話されているように思えました。 学生としてコクテイルというひとつの古書店