モノローグ台本『好き』
『好き』本文作:渋谷悠
(デート中の女、彼氏に休もうと提案される。)
うん!
(何かに腰掛けて、男を見る)懐かしい、ああいうの見ると?
亮くん、高校の頃ピッチャーだったんでしょ?
亮くんが投げてるとこ、見たかったな…。
同じ学校だったらさ、見に行けたじゃん。
もうやんないの?
そっか。そだよね。
ファンが沢山いたんだろうなぁ、みんなキャーキャー言ってさ。
え、いたよ絶対、亮くんが気付かなかっただけ。いたって絶対。
じゃあ分かった、あたしがキャーキャー言う。
あたしはね、塾ば