生徒のみんな、好きなものを教えてくれ
僕が水泳の指導者として子どもたちに関わっていく上で大事にしていることがいくつかあります。
その中の1つが「好きなもの教えてくれ」ってことです。
ゲームが好きな子
乗り鉄(ローカル線で果てしなく行ってしまう)
好きすぎて話し方が野原しんのすけになってる子
ゆるキャラにはまる子
歴史好き
などなど
やっぱり水泳以前にもどんなことに興味があるのか知りたいし
その世界がどんなものなのか僕も知りたいと思う。
自分がやったことないものを好きな子が来たら、実際に体験してみることも多いです。
そうすることで僕の世界も広がるし、その子が何を考えているか少しでも理解が進みます。
実際に体験するからこそ、次にレッスンで会った時に話すのも楽しいですし。
しかも、好きなことの話をした後っていい気分で頑張れるじゃないですか。
え、そんな喜ぶ?!
2023年の今年は静岡県と北海道に出張に行きました。
新幹線、ローカル線、ローカルバス、飛行機に乗るので搭乗券やらバスの整理券やらをもらいます。
今までの僕ならただのゴミなんですが、
「そういえば京都の生徒さんの中に乗り鉄くんがいたなあ」
って思うわけですよ。
そしてレッスンの時に
「なあ、これ要るか?」
ってローカルバスの整理券と飛行機の搭乗券を見せると
もう目がキラッキラして喜ぶわけです(笑)
何よりのお土産らしい。
まさかと思ったけど、そんなに喜ぶ?!って感じだけど喜んでもらえて嬉しい。
うん、これから出張行ったらこういうのも残しておこう。
誰に言われるかは大事なんだと思うから
生徒さんたちの好きなものに触れてみると、こういう機会が増えるから楽しい。どの分野に対しても僕は初心者だけど、それぞれ楽しそうに話してくれる姿が嬉しい。
そうやって水泳以外のことも話をしているうちに、やっぱり関係性も良くなっていく印象がある。
何が好きなのかを知ることは、その子のことを知ることでもあるから
水泳に直接関係なくても接し方に何かしら反映されている自覚がある。
自分でも無意識なのか意識的なのか話し方が変わってる気がする。
レッスンで子どもたちは僕にあれこれ言われる。
泳ぎ方やら取り組み方やら、なんだかんだ。
どれだけ良いことを言っていても、相手に話が伝わるかどうかは関係性に依存するところも多いと思う。
正しさだけでは聞いてくれないのは普通のこと。
人間だもの。
自分に目標があるなら、誰の話でも正しいなら聞きなさい。
ってことも言われるけど、
そこまでできる人って少ないと思う。
というか、せっかくなら関係性を良くする努力もしたらいいやんと思う。
だからこそ、
好きなことでも嫌いなことでもなんでも話してくれてええんやで。