まずは体調を万全にして試合に出ること
試合でタイムが出ない。
そんな時、どうしても泳ぎ方がどうだったかとか
気持ちの面でどうだったかにフォーカスしてしまいがち。
これは日本人の民族性かな?
技術と精神が好き。
それはとても良いこと。
良いことなんだけど、全てをそれに当てはめてはいけないし、
昔からこんなことも言われている。
【心身一如】
【心技体】
全部揃ってなきゃダメだよって。
そもそも気持ちの準備ができなかったのは本当に心だけの問題でしょうか?
体調がめっちゃ良かったら、勝手に気分爽快になるのが人間です。
体調が良かったら、技術もすごく再現しやすいのが人間です。
そう考えると、試合当日の技術とか気持ちって
それ以前のところで決まってるのかもしれない。
1週間程度でどうこうならない
この冬は寒暖差も大きかったからか、試合の前の週に体調を崩してしまう例が多かった。
こればかりはもう仕方ないので、次からできるだけ気をつけるしかない。
アスリートは毎日激しい運動をするので免疫力はかなり落ちやすい。
一般の子の何倍も食事睡眠に気を付けないと、本当によく風邪をひきます。
練習による肉体へのダメージを回復させるのにエネルギーが必要だし、
競技へのプレッシャーが高まるとストレスもかかりやすくて、ビタミンミネラルの消耗が大きくなる。
さて、1週間前に体調を崩すとどうなるか。
程度にもよるけれど、発熱までするような状態だとかなり体力を消耗するので
本番に良い結果を出すのは難しいです。
本来なら1週間前なんて最終調整をして調子をピークに持っていくための期間。
そこで今までの練習の蓄積を少しダメにして、さらに戻して、ピークになんてのは難易度が高すぎます。
大人は1週間も寝込めば、仕事への復帰くらいなら大丈夫です。
特にホワイトワーカーなら尚更。
体を使うお仕事なら衰えを感じるかもしれませんが。
言い方は悪いけど、所詮は仕事。
スポーツで結果を出すのは、一瞬で己の肉体の限界に挑むわけです。
レベルが違う。
だから1週間で調子が戻らなくて、大人がガミガミ言うのも違うし、それで選手も気落ちする必要もない。
気合いが入ってない泳ぎをしていても、それは病み上がりなら気持ちが入らんでしょうと思う。
悔い改めるのであれば、まずは生活習慣になりますね。
体調悪くてもベストは確率が低い
とはいえ、そんな状況でもタイムを出す人はいる。
自分でもその経験があったりもすると思う。
たしかにそういうときもある。
けれども何回も試合に出ているうちの、何回体調不良で試合に出場し、
そのうち何回タイムが出たのだろうか?
そんな状態で良いタイムが出る方が確率が低いというのが、数えてみればわかるはず。
なのでこれはバイアス。
印象的だっただけで、確率が高いわけじゃない。
だからもう一度言います。
悔い改めるなら、まずは生活習慣(笑)
スポーツはまず体調
ありがたいことに、試合前の準備についてのnoteも好評発売中で嬉しいおこ絵をいただいていますが、
それも体調が良いことが大前提
1ヶ月前から何をしていけばいいかを説明していますが、
この1ヶ月の間に体調を崩したらゲームオーバーです。
体調を崩さずに調整ができた場合と比べると、大きな差です。
比較してみましょう。
✅体調が良いけど調整方法を知らない自分
✅体調を崩したけど調整方法を知ってる自分
✅体調は崩すし、調整方法も知らない自分
✅体調が良くて調整方法も知ってる自分
どれになりたいかは歴然ですよね。
スポーツはその時の技術や気合いだけではどうにもなりません。
体調、調子を整えるのもそうです。
気合いが足りてない!
体調管理なってない!
と言うのではなく、栄養や睡眠の勉強をしてみましょう。
試合前の調整の勉強をしてみましょう。
根性論は最後の最後と、学びを継続するための原動力にすぎません。
行動は建設的に。
それで自信を失うのやめてほしい
これを知ると、
試合1週間前に体調を崩して、タイムが出なくて自信を失うってバカみたいじゃないですか?
もう自分はダメかもとか、
全然伸びてないとか。
そんなこと言わないでほしい。
万全の体調、準備で試合に出てみて、それでもダメならわかる。
体調不良なんてまだまだスタートにさえたててない。
もう少し、視野を広く見よう。
大人も子供も。
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