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ひまわりの日

どうも、電車を待っていたら、目の前にいた男子高校生がどうしたらモテるかという議論を白熱させており、導き出された結論は「やっぱり顔」になって、必死で笑いを堪えたたなかです。
#絶望感が漂った早朝の出来事

今日、7月14日は
「ひまわりの日」という記念日です。

ほとんどの方は
こちらをご想像したかと思いますが

そうではなく

※気象庁提供

1977年7月14日に

日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」

アメリカのケネディ宇宙センターから
打ち上げられたことを記念した日なのです。

今でこそ
宇宙から見た雲画像や雨雲レーダーなどを
誰でも詳細な情報を見ることができていますが

平成に入る前くらいまでは
1時間ごとの細かい観測などできなかったんです。

天気予報がインフラになったり
予報精度の向上や台風を検知できたりするのは

「気象衛星ひまわり」
のおかげといっても過言でもありません。

もし故障でもして動かなくなってしまえば

気象予報士としては仕事になりません…

それくらい我々は重宝していますし

実は皆さんの生活にも欠かせない存在
だということをご理解頂ければ幸いです☺️🛰

ちなみに現在運用されているのは
「ひまわり8号・9号」で

他国にも負けない
世界最先端の観測機能を有しております。

衛星画像を見ると

改良に改良を積み重ね
このように鮮明かつ綺麗な解像度になりました。

観測のスペックでいくと

人間では観測困難である
「海洋・砂漠・山岳地帯」を含む広い地域の雲や水蒸気、海氷などの分布を一様に観測することができます。

そしてなんといっても

「台風の監視」です。

ひまわりがあるおかげで
正確な台風の情報を入手することができます。

こちらは先月ひと騒がせさせた
「台風5号」が台風になる前の衛星画像です。

赤丸した所に
雲がもくもくと集まっていますよね?

このように台風になる前の段階から
「こいつは怪しいな…」と監視できるので

いつ台風になりそうなのか
どの程度発達するおそれがあるのかなど

詳しく解析することができます。

そうすることで
災害の被害をより最小に抑えることができます。

さて、ここまで
ひまわりについて熱くお伝えしてきましたが

明日も大気の状態が不安定です⚡️

GIFのようにあちらこちらで
活発な雨雲が発達しやすいでしょう⛈

特に九州から東海にかけて
局地的に1時間に50ミリ以上の
非常に激しい雨が降る所もありそうです。

1時間に50ミリというのは
下水の排水能力がギリギリいっぱいのレベル。

そして、明日は上空の風が弱いため
雲が流されにくい状況が予想されます。

雲が流されにくいとなると
発達した積乱雲がその場所に止まりやすいので

普段なら短時間で済む雨が
同じ場所で断続的に降るおそれがあります。

ですから
河川の増水や低地の浸水(アンダーパスなど)
には十分に注意しなければなりません。

空模様が変化してきて
「なんかやばいな…」ってなってきたら

こちらの気象衛星「ひまわり」を見たり

雨雲レーダーなんかを見ていただき

安全場所に
身を移していただきたいなと思います。

ではでは

今後ともぜひ
気象衛星ひまわりをご活用してみてください🛰

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