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【心の病気】2022/04/29 うつ病を抱える人と正しい知識のない人【私の考え】

noteの投稿の中で私「はる」がやりたいことは「心の病気について勉強する」ことです。
なぜそんなことを考えたかというと…私自身が理解されないことで傷ついた経験があるからです。

当事者も周囲の人も「心の病気」について理解を深めて欲しい。
その一心で綴っていきます。
心の病気を取り巻く環境や当事者、周囲の人にも目を向けていきます。

専門的な知識など難しく語ることはしません。
こういう人もいるんだよ、こんなことに困っているんだよ、誤解しないで欲しいことがたくさんあるんだよ。
それが伝われば十分だと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回は「うつ病を抱える人と正しい知識のない人」について綴っていきます。

私がうつ病を正しく知ってほしい理由

あなたが知っているうつ病はどんな病気でしょうか?
当事者のあなたであれば、「私はあーで、こーで…」「僕の場合は…」とスラスラと言葉が出てくるでしょう。

ではうつ病でない人は?
毎日元気に健康で暮らし、悩んだり風邪を引いたりすることはあっても、解決したり時間が経てば病気も治ったりする、そんなあなたは、答えられますか?

病気の詳しいことなんて、専門家や医師でないとわからないでしょ!と言う声が聞こえてきそうです。
確かに病気と診断したり、どんな症状が出るとこの病気で…とこんなことはお医者さんにしか分かりません。

うつ病は「自分の心のこと」に直結します。
あなたの大切な人の「心」も病気になるかもしれないし、あなた自身がいつ心の病気になるかもわからない、そんな身近な病気なんです。

だからこそ、うつ病を抱えている人にはよく理解して欲しいし、「心の病気」とは無縁だと思っている人の意識が少しでも変わったらいいなと思うのです。

  • 自分がうつ病になった時に正しい対応ができる。

  • うつ病になる手前で気づくことができる。

  • あなたの大切な人がうつ病になる前に気づくことができる。

  • 大切な人の「心」を守ることができる。

  • 周囲に居るうつ病を抱える人に理解を示すことができる。

  • 理解してくれる人が居るだけで、うつ病だとしても生きやすくなる。

こんなにたくさんのメリット、喜ばしいことがあるんです。
自分だけじゃなく、あなたの周囲の人も、大切な人も「心の健康」が保たれます。

たとえうつ病になったとしても、「心の病気」さえも受け入れて、ひとりの人間として接する・接してもらうことは、どんなにか生きやすいことでしょう。

うつ病って、何?

うつ病について、正しい知識を知ってもらいたい。
しかし、うつ病の私が「こんな症状で、こんな大変なことがあって…」と言ったところで、それは私個人の病状に過ぎません。

いろんな人がいます。いろんな事情から、うつ病になり、いろんな症状がそれこそ患者さんの数だけ、あります。
ですから、うつ病の基本的な知識は、専門のサイトで確認していただきたいです。

「心の病気」は絶対治るお薬があるわけでもなく、これをすれば良くなると断定できる治療法は、現在の医学では確立されていません。
「こんな治療が効果があるようだ」という曖昧なものなのです。

もちろん効果が立証されているお薬や治療法もありますが、全員に効果があるわけではないし、絶対治るわけでもない。
ですから、医師と患者とのコミュニケーション、家族の支援、周囲の理解、様々なものをフル活用して、うつ病と向き合う必要があるんです。

理解が得られずに傷つくのはもう嫌だ

うつ病について少し理解が深まったところで、私の話を少し。

私の場合、感情や元気の波が大きく、さっきまでは元気に話していたのに、ふと悲しくなって、イライラしてしまうことがあります。
なぜそんな気持ちになるのか、なぜ涙が出てくるのか、さっぱりわかりません。

自分でもよくわからない。
それを言葉に出せない。伝えられない。
だから、家族に誤解されたことが何度もあります。

「どうして泣いているの?何かあったの?」
「いきなり怒ってどうしたの?なにか気に障ることした?」
「どうしてそんなに怒るの?何が気に食わないの!?」
「結局泣くの?何も言わないの?それじゃ分かんないよ」

私が何も言ってないので、そう思うのは最もです。
でも、これがうつ病の症状の一つ「感情のコントロールができなくなる」や「急激な気分の落ち込み」であると、自分も家族もよくよく理解していたら

こんなにささくれだった家族とのやり取りではなかったかもしれません。
きっと同じうつ病の方は、他にもいろんな誤解や理不尽と思うこと、もっと理解してくれたら…と思うことがあると思います。

先日、私の記事にコメントをくださった方が言っていたことが、とても印象に残っています。

(要約:うつ病からの回復の為に療養中にしていることには、)
口を動かすリハビリや自分を見つめる等の目的がありますが、世間から見れば遊んでいるようなもの。或いは、(それが出来るなら仕事もできるだろう)と思われるのでは?と自分で作り出した世間の目が気になる時もあります。

うつ病は「心」のエネルギーがすっからかんになってしまったから、病気になるんです。
うつ病から回復するために必要なことは、薬やカウンセリングだけじゃない。
一番大切なのは「療養」「休むこと」なんです。

このコメントをくださった方は、うつ病から回復するための努力を「周囲から見たら遊んでいると見られている気がする」「そんな時間と元気があるなら仕事したら?」と気に病んでいらっしゃいました。

こんな悲しいことがあるでしょうか。
うつ病の当事者が心のエネルギーすっからかんなのに前を向いて頑張ろうとしているのに。
うつ病をよく知りもしない周囲の人たちに、どうして負い目を感じなければいけないのでしょうか。

「心の病気」を抱える人が元気になろうとしている、苦しんでいる、そんな時にうつ病の正しい知識を知らないからと、さらに心を踏みにじる人がいる。

もっと知りましょう?
正しい知識を知りましょう?
明日は我が身の「心の病気」それがうつ病です。
もっと真剣に、周りを見渡して考えてみましょう?

直接的に関わることがなくても、心の病気のことを調べてみたんだと親しい人と話すだけでも、うつ病に苦しんでいる私たちからすれば、とてもありがたいんです。

あなたのような人が、うつ病について正しい知識を持っている人がいるのだと、これからもっともっと増えていくのだと分かるだけで心が救われるんです。

おわりに

心の病気について知ろう、うつ病について正しい知識を…というと身構えてしまうかもせれませんが。

うつ病当事者からすれば、知ろうとしてくれるだけで、本当にありがたいし、自分の周りの人を信じられるきっかけになるんですよ。
おおげさだなあと思われるかもしれませんが…私はそう思います。

うつ病の人が、もし「私はこういう症状だからちょっと(その知識には)当てはまらないよ」と言ったとしても。
最初に言いましたよね?うつ病の症状は千差万別、患者の数だけ症状があるんです。

「そういうこともあるのか」と受け止めてくれたら、私はとても嬉しいです。
「じゃあどうしたらいいかな?どうしてほしいかな?」と聞いてくれたら、良好な関係が作れると思います。

それって、とても素敵だと思いませんか?
ぜひあなたの感じたことをコメントで教えてください。

最後まで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょうね。

あなたの記憶に、「私」が残っていたら、「私」がちゃんと生きていた証です。 どうか、覚えていてくれますように。