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たった1週間、されど1週間。初めての留学は人生の大きな分岐点となった。



「1週間留学なんて意味がない」
そんな言葉をよく聞く。

「意味」=「語学力の向上」だと思っているから意味がないという声がある。
しかし、人によって「意味」なんてひとそれぞれだ。

留学したという経験、留学する前と後で気持ちなどに少しでも変化があること、そこに価値があると私は思う。

留学に関わらずどんな挑戦であっても私はそう考える。

もちろんどんなことであっても受け身では何も得られない、行動することでたくさんの経験と新たな価値観を得ることができる


私は、お金や時間があまりなかった、初海外でまずはお試しで短期間行きたいという理由から、1週間留学を決意した。

私自身、留学を決意してからもネットで1週間留学に対するネガティブな意見を見てくよくよ悩んでいた時期もあった。


しかし、私は留学を経験し、それが意味のある留学だったと胸を張って言える。

これから、オーストラリアでの1週間留学を通して自分が感じたことを共有していきたい。


ずっと留学に行きたいと思いながらも迷っている方が一歩踏み出すきっかけにもなればいいなと思う。






人の目を気にしなかった


私の性格上周りの目を気にしすぎるタイプなのだが、オーストラリアにいるときは不思議と人の目を気にしたことがなかった。
周りが日本人じゃないことが気楽だし、ここの人はいい意味で他人に興味がない
それが本当に楽だった。

行く前は、日本人ってだけで浮くんじゃないかとか、処理水問題でシビアなときでなんか言われるんじゃないかとかいろんな心配をしていた。
だけど、思っていたよりさまざまな人種の人がいて、日本人だから外国人だからっていう考えがないところだった。
さまざまな国のうちの一つ、当たり前なんだけどそんな感覚だった。

あと、海外の人はSNSにも自分の顔やファッション、好きなものをよく載せる。
日本人でもたくさんそういう人はいるけど、私は自信がないから自分の顔を載せないしアイドルオタクって良い印象ないから好きなものもあんまり載せない。
今回出会った人のSNSを見ていると、自分ももっと好きなものに正直で良いんだ、自分に自信を持とうと思えた。




人に支えられて助けられて生きていることを実感


空港も久しぶりで国際線は初めてで、飛行機に乗る前も乗ってからも、ホームステイ先に到着するまで不安だったし、1人で平然を装っていたものの内心めっちゃ挙動不審状態だった。
1人だからわからないことは人に聞くしかなく、いろんな人に助けてもらったし大変お世話になった。

語学学校でもホームステイ先でも、いろんな国のたくさんの人と交流ができた。
あと、日本人の友達は一瞬でできた。
留学に来ている時点で仲間意識みたいなものが生まれるのか、同じ方向を向いている人とはすぐに仲良くなれる。
行く前は、日本人の少ない学校とか日本人とはあんまり仲良くならないほうがいいのかとか思っていた。
でも初海外の私にとって、日本人の友達がいるだけでめちゃくちゃ心強かった。

私より滞在期間が長いのに、放課後毎日一緒にどっか行ってくれた友達には本当に感謝してる。



行動することで運が味方をしてくれることに気づいた


私は留学期間を無駄にしたくないと、どんどん行動した。

学校では初対面の人にも積極的に話しかけてSNSを交換したり、行きたいことやりたいことをちゃんと周りの人に発言したり、かなり行動力があったと思う。
元々、日本でも初対面の人にも割と話しかけることができるタイプだけど、新しい環境、短期間という条件が自分の行動力を大きくしてくれたのかもしれない。

そのおかげで、思っていたよりも友達がたくさんできたし行きたいところにも全部行けたしやりたいことも全部できた。
プラスαで、自分が思っていた以上の恩恵を受けることが結構あった。

自分が行動することで運が味方についてくれて、いろんなことが実現したことを身をもって体験できた。




肩の力を抜いてゆっくり過ごしていいんだよ、そう言われている気がした


語学学校が昼までだからってのもあるけど、オーストラリアで過ごしていると不思議と時間の流れが遅く感じる

また、平日のお昼なのに大人たちが公園の芝生でのんびりお昼ご飯を食べてて、たくさんの鳥たちと共存している光景を見て、心が穏やかになった。

語学学校では、時間より早くきてるのは日本人でみんなギリギリにきたり遅れてきたりするし途中で何度も退出する。
このルーズさにも驚いたし、そういった行動ができるのが羨ましかった。

さらに、都市部は東京や大阪みたいな雰囲気で観光客もたくさんいたのだが、土地が広く開放感があったから精神的にも楽だった。
というのは、日本に帰ってきて実感した。
大阪の人混みの中を歩いているときに、窮屈感、人混みで疲れる感じがどっときたからそう感じたのだ。


何急いでたんだろう。
いつも私って周りの目を気にして「〇〇するべき」で行動してたよな。

こうやって自分を振り返ることができた。

あと、留学期間はX(Twitter)のオタクアカウントを全く見ていなかった。

極度のインドアでツイ廃気味の私は、日本にいる時より現実の人間と会話する時間が多かったと思う。

それもあって、SNSの小さな世界に執着せず、現実世界で人との会話を大切にしようと思った。


もっとゆったり肩の力を抜いて、余裕を持って、人との会話を大切にしよう。
考えすぎず直感で良いと思ったことに飛び込もう。

そんなことを自分に言い聞かせた。




挑戦することへのハードルが低くなった


今回、初めて海外しかも1人で、準備から帰国するまでやることもたくさんあったしわからないこともあったし大変だった。

行きは何もかも初めてで大変だったけど、帰りは慣れもあってか行きの自分より強くなった気がして楽に過ごせた。

こんな大変なことを初めてのことだらけだったのに、エージェント選びから自分1人で決めてたくさんのことを上手くやれたのだから、どんなことでも挑戦できる自信に繋がったし、挑戦しやすくなったと思う。




語学の勉強を頑張ろうと思った


多くの人が気になるところはやはり語学力の話だと思う。

確かに1週間では英語を喋れるようにはならない。
私自身、行く前から語学力の向上に関してはあまり期待はしていなかった。

語学力の話でいうと、リスニング力とライティング力は慣れるというか少し向上したんじゃないかと思う。
毎日生活する中で、聞き取るコツだったり、文章はきっちりしていなくても相手のメッセージに素早く返信する力を磨くことができた。


何よりも、実際今まで日本で勉強してきた自分の英語を試すことができたのは自分の中で大きくて、自分に足りないものを見つける良いきっかけとなった。


相手の英語が聞き取れないことが多かったし、逆に自分の英語が全然伝わらないことも多かった。
本当は日本語で喋る感じで英語で会話したいのに、そういう普通に会話をする英語が全然出てこないのだ。
質問ばかり単調な返事しかしない面白くない奴って思われてそうだな、、と関西人の私はもどかしくもなった(笑)

レベル別のクラスなはずなのに、他の国の人は普通に英語で会話している。
学校行かなくていいやん!って思ったくらい。

かと思えば、文法問題になるとほぼ全問正解しちゃう日本人の私。
いかに日本人は文法しかやってこなかったかを痛感した。


なんとなくわかったのは、知識や勉強よりも、失敗を恐れず恥ずかしがらずに発言する積極性のほうが語学力の向上にめちゃくちゃ大切だということ。


今まで漠然と「英語を喋れるようになりたい」と思っていた。
しかし、「留学で出会った人たちともっとちゃんと楽しんで会話がしたい!」という英語学習の具体的な目的ができて、モチベーションに繋がった。





終わりに

こんな感じで私の初めての海外、留学経験で感じたことを書いてみた。

オーストラリア留学は人生の大きな分岐点となった。


正直、海外って怖いイメージがあった。
だけど思っていたより何倍も過ごしやすくて、なんなら日本よりも生きやすいと感じたし、帰る時にはオーストラリアから離れたくないとまで思ったくらいだ。


人との関わりの中でより自分のやりたいことが明確になった。


ワーホリに挑戦してみたいし、他の国にも行ってみたい。

英語と韓国語(K-POPが好きで興味を持った)を極めてトリリンガルになりたい。


自分のやりたいことを夢のままで終わらせずちゃんと行動に移していきたいと思う。

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