ITが発展を続ける時代に最優先で培うべき能力
インターネットが加速度的に発展し、あらゆる情報へのアクセスが日に日に容易になっています。そして、上手に活用すればほぼ無料ときました。
例えば、Google・Youtube・Twitter・Instagramなどを駆使し、適切な言葉を入力すれば大体はお目当ての情報に辿り着けることが多いでしょう。
僕が働く医療業界も同様で、電子媒体による検索ができるような環境を構築していれば、細かい情報にも短時間で、かつ安価にアクセスできます。
しかも翻訳AIが発達し、英語で書かれたサイトや論文なども、ほとんど不自由なく日本語で読めるようになってしまっています。
一見すると非常に便利な世の中になったと感じますが、目線を変えると恐ろしい世の中になっていると、僕には思えます。
その理由は
「情報の信頼性を正しく判断できるかどうかは個人に任せられてしまっている」
からです。
簡単に膨大な情報へ、誰もがアクセスできてしまう
素晴らしくも恐ろしい時代において
培うべき能力を自分なりに考察してみました。
●情報を正しく読み取れないと危険
読み取る力=読解力=国語能力とも言い換えることができます。
学生時代に、国語のテスト問題で「下線の部分はどのようなことが書かれていますか?」というものがあったかと思います。
そのような問いに対して、しっかりと文章の意に沿った解答ができるのかどうかが、現実世界でも重要になるということです。
仮にGoogle検索で、適切かつ嘘のない情報が載っているウェブサイトを見つけたとしても、読み手の理解力および読解力が不足していると、間違った情報としてインプットされてしまうことになってしまいます。
更に恐ろしいことに、その誤って解釈された情報が、TwitterなどのSNSを通じて容易に拡散されてしまいます。
そして、誤った情報を正しいと勘違いした人々に、雪崩のように蔓延していくことになります。
デジタル技術の革新により
①あらゆる情報への簡単なアクセス
②誰でも簡単に情報発信
することが可能になりました。
しかし、情報の膨張に伴い、受け手にも能力向上が求められていると考えるべきでしょう。
書いてある情報に関して、全く頓珍漢な解釈をする人が多いと、情報社会は全く機能しなくなってしまうと予想されます。
加速度的に情報が膨張している現代において、誤った情報の蔓延によって、治安が乱れてしまうことは、避け難い事象なのかもしれません。
しかし一人一人が、自分自身および親しい人々を守るために、読解力を付ける努力を継続すれば、大事故になる可能性を減らすことができるはずです。
●情報社会を上手く生き抜くためには?
・読書&要約&行動のサイクルを身につける
当然だろうと思う方もいらっしゃると思います。そのように思えた方は、きっと読解力が身についている方々でしょう。
というのも、様々な書籍で「日本人は社会人になってから本を読まなくなる」と書かれています。
その影響として、「給料が伸びない」「様々な詐欺に遭ってしまう」などの分かりやすい悪影響が、挙げられます。
しかし、それらよりも大きなデメリットとして
「情報社会の利点を十分に得られなくなる」
ことは、協調されてもいいのではないでしょうか。
普段、活字に触れる機会が少ないと、
①短時間でスマホで調べ物をして
②その内容を自分なりに素早く解釈して
③正しいと判断し
④実際に行動に移す
ことは、活字情報を処理する習慣がなければ、ほぼ不可能でしょう。
読書をし、書いてある内容に自分なりの考察をしたり、自分なりに要約する習慣は、訓練のもとで身につくものです。
一朝一夕ではできません。
・間違った情報を流布することで儲ける者がいる事実を知る
残念なことに、この世の中は科学的には正しくないことを提供することで、大金を儲けることができてしまいます。
本当は何の効力もないサプリメント、収益を産まない不動産、何の価値もない情報商材、トンデモ医療…etc
そういったものほど、間違った情報に踊らされた人々(=情弱)から、大金を巻き上げることができてしまうのです。
残念ながらこの体系を変化させることは不可能です。古くから存在する金儲けの王道なのです。
僕達が、より良い人生を送るためには、正しい知識を身に付けて、損するような行動を避けることを徹底するしかありません。
▼結論:
勉強は受験や就職のためでは決してない。大損をしない人生に必須。
幼い時に「どうして勉強しないといけないの?」と思ったことがある人は多いかと思います。
その理由は個々人で様々だと思います。
僕としては
良質な友人を得られる、成長に最適な環境に入れる…
がパッと思いつきました。
しかし、その目標を達成するためだけではないわけです。
正しい情報と誤った情報が混在している現代において、「騙されて大損する」未来は意外とすぐそばにあると考えて良いでしょう。
誤った情報に惑わされず、しっかりと最低限の判断力を身につけて、情報社会という荒波を乗り越えていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
誰かのお役に立てれば幸いです。
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